成長しない企業として見る。


07/08/26 AM11時ごろ  ・コメント(4)

企業の将来を利益を予測し企業の現在の価値を算出するのがDCF法だと思うのですが、予測は難しいので、じゃ〜予測しないのもアリなようです。


さて、先日株の学校のヒロトさんと企業の分析仕方についてご教授頂き、vbさんの大迷惑 | 企業価値分析を見て、一番低く見積もった企業の価値を算出できた気がするので、書いて色々批判を受けてみようかと♪


DCF法は、非常に企業の成長の見方が難しいため、僕のレベルではハッキリ言って上手く使いこなせないような感じです。
なので、 予想しない範囲で出しちゃえと言うことです。

はっきり言ってWACC次第の価格なので、一応の目安として行きたいと思っています。
とりあえず、永続成長率を "0%" にしちゃいます。

最近、少し価格が下がってきている、9824 泉州電業で算出してみたいと思います。
 ・NOPLAT 平成18.10月期 5,360百万 5,360×(1−0.40)=3,216百万
  ・純資産 22,361百万
  ・有利子負債 500+14+0=514百万 

バランスシート
NOPLAT平成18.10月期 5,360×(1−0.40)=3,216百万
純資産22,361百万
有利子負債514百万
現金等3,934百万
WACC6% (いい企業だと思うので)
EVA3,216−22,875×6%=1,843

残余価値(残余価値とは収支予想期間の最終年度での会社の価値)←この予測が難しい。
ですが、これを予測しないと言うことは、前年度の決算の数字を使用しています。

残余価値 = EVA×( 1+永続成長率 0% ) ÷ ( WACC 6% − 永続成長率 0% )
     = 1,843 ÷ 6% = 30,716

これを現在価値に割り引くと最低価値がでると思います。
NPV = ( 30,716 ÷ WACC 6% ) = 28,977

最低株価 = ( NPV+現金−有利子負債 ) ÷ 株式数
     = ( 28,977 + 3,934 − 514 ) ÷ 10.8百万株
     = 3,000円となりました。


さて、お次は大迷惑のvbさんの会社四季報を見ている人の最低価値を算出してみようかと・・・・。
※ 設備投資のお金等は面倒くさいので、変化なしで算出です。

四季報の予想
四季報の予想平成19.10月期平成20.10月期
売上高80,00082,000
営業利益6,0006,200
NOPLAT3,5643,683
ここから予測
ROIC14.1%14.5%
EVA2,0502,156

残余価値 = EVA×( 1+永続成長率 0% ) ÷ ( WACC 6% − 永続成長率 0% )
     = 2,156 ÷ 6% = 35,933

これを現在価値に割り引くと最低価値がでると思います。

NPV = ( 41,982 ÷ WACC 6% ) = 35,483
35,933+1,843+2,050+2,156=41,982

最低株価 = ( NPV+現金−有利子負債 ) ÷ 株式数
     = ( 35,483 + 3,934 − 514 ) ÷ 10.8百万株
     = 3,602円となりました。

いますぐ、泉州電業を売却した事業の最低価値は、3,000円というとこでしょうか。
で、2年後までは事業は成長すると四季報で予測した泉州電業の価値は、3,600円となりました。

特に最低価値は、FCFの成長率も考慮していませんし、売上げ等の成長も見込んでいないので、非常に低く算出されていると思います。

という事は、泉州電業って結構割安?

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コメントお待ちしています♪

1. vb
2007 08/26 (Sun)
PM 09:55

いやー私の記事など参考にしていただいてお恥ずかしい限りです。もう恥ずかしいついでに、恥の上塗りさせてください。

私は算出する際の基本となるNOPLAT。これも大事じゃないかと思います。突っ込んで言ってしまうと(かなり悲観的ですが)「成長しない」ではなく「現在のNOPLATを保てるか?」という視点で考えることもアリなんじゃないかなーと思いました。もし現在がピークならそいつを基準に継続価値を求めるのは多分、妥当ではないですよね?(間違ってたらすいません)

確かに売上の予想ってすっごく難しいですよね。私は想像すらできません。っていうか、自分の所属してる部署のことですら予想できません。(泣)

ですが「売上原価・販売管理費」こいつらは売上ほど厄介ではありません。夢に見るくらいはできます。売上原価は単純に原材料・為替・輸送費なんかを考えると「上がってそうだなー」とかくらいは想像できると思います。販売管理費は「固定費多そうだなー」とか、過去の内訳見てくと想像くらいはなんとかできます。(逆にここをまったく想像できないとなると、WACCは相当高くしといたほうが無難なんじゃないかなーと思います)

あとは原価の高騰を価格転嫁できそうなビジネスモデルか?否か?をちょっとだけ考えると、NOPLATは「割と安泰かも」とか「えーこれって意外と不安定」とかいろんな印象を持てると思います。

なんか自分のブログより長文ですいません。

2. かえる
2007 08/27 (Mon)
PM 07:04

>vbさん
コメントありがとうございます。少し趣旨を書かせて頂きます。
この式を使うにあたり、現在がピークという考え方ではなく、業績が伸びそうな企業を選んでいます。(四季報や会社予想も伸びている会社です。)
なので、業績を予測しDCF法で算出すると高くなると思っています。

だからこそ、その企業が決算発表時の価値はどれくらいなのかを知りたいので出してみました。PERは何倍か?と言う風にです。(予想PERは何倍かの前にです。)
なのでほとんどが現株価より下にでます。それで良いと思っています。
過去の価値を知りたかったのですが、使い方を間違っているでしょうか?

WACCについては低く見積もり過ぎたと感じます。この点は反省しています・・・・。


販管費等の予測についても手を抜きすぎていますね。もう少し考えて算出してみたいと思います。


ホント、いつも指摘有り難うございます。勉強になります!

3. vb
2007 08/27 (Mon)
PM 08:29

なるほど、そうでしたか、そういう指標的な使い方はメチャメチャありですね。

こちらこそ勉強させていただきましたっ。

なんか、知ったかぶって長文書いちゃってちょっと恥ずかしいっす・・・

これに懲りずに、またお相手してくださいっ。

4. かえる
2007 08/27 (Mon)
PM 11:32

>vbさん
DCF法で算出するにしても、他社とではなく自社の最低の評価を知って比較のためにです。
まぁ〜ここから先は少し時間を置いてになりそうですが......。

それといつも有り難うございます。独学での学習なので不安だらけなので、意見はホント勉強になります♪


             

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