最近読んだ本のメモ (1)


09/05/24 AM 8時ごろ  ・コメント(10)

一部の人の声を聞いてみますと、「分散投資は通じない。」とか「金融工学は結局は役にたたない。」と言った声を聞きます。
僕としては、両方ともこれからも役に立つと思っています。しろーと目線でですよ!
で、最近読んだ2冊にそれらしい事が書かれていたので、メモメモ

■ 中原圭介さん:サブプライム後の新世界経済~10年先を読む「経済予測力」の磨き方amazon

によりますと、サブプライムの崩壊で判るように分散投資や金融工学は役にたっていない。
だから、経済予測力を磨いて、低成長時代に移行したけれども、株式 ⇔ 現金と言った運用をして行こう。と言った感じなのです。

なんだかんだ言ってアメリカが経済の中心。そのアメリカが立ち直らないと本格的な経済の復興はない。株式 ⇔ 現金をしていくには、アメリカの中古住宅や雇用統計チェック、そして日本のQUICK短観などみて、売買して利益を積み重ねていく。

素人考えですが、住宅バブルが崩壊して需給がおかしくなっている指標って使えるのでしょうか? 使えないような・・・。そうなると雇用統計だけ?
景気と株価は連動しているとは思いますが、毎回あてはまる訳ではないと思いますし、なんとなく決算短信なんかあてにならない(粉飾ばかり!)から、シェアが大きい企業を景気に連動して買って売ってをしろって言われている感じ・・・・。
本に書かれている事は過去の事なので納得がいく事が多いんですが、これで投資しようと思うのはちょっと危ないと感じました。この本を良い評価されている方(Amazonで多いww)は未来ではなく過去を重視しているのかな・・・。 もっと先を見ていきたいと思うこの頃です。


■ 野口悠紀雄さん:世界経済危機 日本の罪と罰amazon

によりますと、分散投資で回避できるのは全てではない、回避できないリスクもある。や、ファイナンス理論や金融工学がちゃんと利用されなかったのに問題がある。と、書いてました。サブプライム問題などはそうなんでしょうね。ちゃんと格付けや照査などをしていれば、ここまで大きな問題(バブル)にはならなかったような気がします。
分散投資に対しても、「市場リスク」については避けるのが難しいとあります。この市場リスクは全ての人に同じ影響を与えるので・・・。
金利や景気などが当てはまるようです。 一つを見るだけでなく繋がっている事が多いから注意してみなさいって言う感じのようです。

決算を粉飾する所がたまにあるけども、全部が悪いわけではないので、なるべくさける努力して行くのが大事。
と言うような印象を受けました。


あと、もう一つ中原さんの著書でがっかりした点が、最後の方の5章で手数料が安いネット証券を使うだとか、手数料3%、信託報酬2%のファンドは、うんたらかんたらと・・・。なので安いファンド選ぶべき。 それだけですか?。
ページ数稼ぎの様にも見えますし、ちょっと「経済予測力」はどこ行ったんでしょうか・・・・。
そう言う事って前作の資産運用編で書くべきですよね・・・(汗)  どうもしまりが悪い。

一方の野口さんは、リスク云々の話をして、個別株で特有のリスクを負わなくても避ける投資、日本だけというのではなく、世界に分散投資する事も大事として、投資信託をあげられていました。投資信託でもインデックスファンドがオススメしたいと、さらっと押さえてくれています。
こちらも、最後の方で書かれているんですが、印象が違いました。

最後に
危機は起業のチャンスと書かれていました。 なんか、日本人を最初から最後まで応援してるような本でした。

で、お二方とも「日本人は経済やお金に弱いところがあるので、そう言った力を付けていくことが大きなプラスになる。」のような事を書いていました。
僕もそう言った所がよわいので少しずつ勉強して行きたいと思います。

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コメントお待ちしています♪

1. ろくすけ
2009 05/24 (Sun)
PM 06:04

中原さんの「休むも相場」という考えは、参考になりました。
たぶんこの本が役に立つのは、次バブったときでしょうね。

日本の個別株については、この本に賛同しかねるものがあります。
国際優良株を外国人の動向に合わせて売買すべし、ってのは味気ない。
私は景気循環に左右されにくい安定成長株をBuy&Holdすればいいのでは?
と最近思っています。

2. ポッキー
2009 05/24 (Sun)
PM 08:31

う〜ん、今回ばかりはかえるさんと逆の意見かも・・・・。
「金融工学」はかなり眉唾ものだと思っています。

世の中の得体の知れないパラメータを数式に落とし込んで解くといった大それたことをしていますからね。
数式を導き出すためには「仮定」を立てていかなければなりませんがこの仮定が非常に難解であると思います。
その前提条件が狂ったら数式の意味が成さなくなりますし例え導きだせたとしても世の中の仕組みが変わればそれが崩れる。
答えを導き出すのは容易ではないと思いますよ。

欲の皮の突っ張ったヘッジファンド等のような連中に果たしてそれが成せるものなのか。私は非常に疑問に感じています。

ただ想像を絶するとんでもない天才が現れるかもしれませんね(笑)

3. かえる
2009 05/25 (Mon)
AM 01:04

>ろくすけさん
「休むも相場」は、僕もそれができれば良いと思いますが、そうとう難しいかなーと思っています。
それよりもリンチさんの市場に居続ける事を考えています。
ただ、「休むも相場」に近い考えとして、地味な銘柄などに乗り換えるって感じだと思います。

で、国際優良株を外国人の動向に合わせて売買すべし...
それって、別にサブプライム後などじゃなくても、昔から取られている手法ですよね。
そう言ったとこなどからも、ちょっとと感じますね。

さて、僕は...。
良いと思う株を買う。あとは株価と自分と戦うって感じでしょうか。
気長にHoldできるいい銘柄にあいたいです。

4. かえる
2009 05/25 (Mon)
AM 01:36

>ポッキーさん
こんばんはです。
>「金融工学」はかなり眉唾もの
これってポッキーさんの投資方針に大きく影響していることだと思うんですが...。
リスク、リスクマネジメントなど色々とあると思います。
金融工学の一つ「現代ポートフォリオ理論」があるから、インデックス投資などを含めた商品を買われているのではないでしょうか。
特に国際分散投資ってどうでしょうか? 僕としては判らない企業はなるべく買わないって思っています。
ですが、判らない国や企業もも一杯入っているけど、「現代ポートフォリオ理論」などをある程度有効と信じているので組み入れています。
あまり良いと思っていないかたは個別株に行き着く様な.....

ただ、DCF法などを含めたプライシングにはちょっと疑問を持っていますが、それ以上の良い方法がない感じなのと、使用者によって大きく差があるなども問題もあると思います。
今後、改善されていくのでは無いのではないでしょうか。と言うか改善されないとどの大口投資家さんもリスクを取っていけないのかなーと。
見えない、計れないものに価格をつけるって事はすごいと思います。

ただ、オプション価格などの金融工学などについては、僕はまったく判らないのですが、これも使う側がレバレッジを掛けるために無理に正当化したような感じを受けます。
これもなんとなく悪用されて結果なのかなーと。

なので、「金融工学」はまだまだと言うか、もっと身近になっていくのではないでしょうか。

5. アルビレオ
2009 05/25 (Mon)
AM 03:29

>ファイナンス理論や金融工学がちゃんと利用されなかったのに問題がある。

>ちゃんと格付けや照査などをしていれば

そうはならなかったという現実が目の前にあります。
金融工学がちゃんと利用されなかったのか、それもと金融工学自体がちゃんとしたものではなかったのか。
ちゃんとした格付けをするにはどうすればいいのか、それよりもちゃんとした格付けなんてものが本当に実現できるのか。

その本を読んでいないのでわかりませんが、今までよりもちゃんとしたものにするためにはどうすればいいのか、そのためには何が必要なのかといったあたりまである程度踏み込まないと、「たられば」にしかなってなくて説得力に欠けちゃいます。

ファイナンス理論が有効なルールとしてある程度コンセンサスができたからこそ、そのルールの隙を突くことでより儲けようとする動きができてサブプライムやCDSに資金が流れ込んだわけで、どんなに「ちゃんとした」ものを作り上げても必ずそれを出し抜こうとする人は出てきます。
しょせんは人間のやることなので「おかしくなったのは不完全だったからだ、もっとちゃんとしたものならうまくいくはず」と考えてると、終わりのないいたちごっこにつきあわされるだけかもしれませんよ。(‾ー‾)

6. ROM人
2009 05/25 (Mon)
AM 05:19

分散投資と金融工学についてですが・・・・・やっぱり各資産に分散してあれば防げたのは本当だと思います。僕も後追いで気が付いただけですがw

2007年までは株・不動産を主に収益を上げれた。それから2008年の半ばまでの高インフレ懸念の時は商品と金が上がる。それ以降になるとデフレ懸念で内国債はリターンを上げた。一週間〜2週間の単位を抜かせばやっぱり全部の資産が同時にマイナスリターンと言うことはないです。

傷が深かった、分散が効かなかったのは・・・・自分の資産がその時の市場環境に合わないものに偏り過ぎたからじゃないでしょうか。ある意味人って何かの資産は必ず評価するのが確認できてほっとした所もありますw


あと・・・・どうでもいいかもしれませんが、危機は企業のチャンスって・・・・・野口教授は開業率と廃業率の推移を見たことあるんですかね? デフレで開業は殆ど自殺行為とまで言うのは言い過ぎかもしれないけど、分の悪い勝負をしようと思うほど人間不合理な人ばかりではないですよ。

http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/h19/h19_hakusho/html/j1210000.html

上から4つ目のグラフ

7. かえる
2009 05/25 (Mon)
PM 07:34

>アルビレオさん

>ちゃんとした格付けをするにはどうすればいいのか、それよりもちゃんとした格付けなんてものが本当に実現できるのか。
これに関しては、格付け会社を利用したのが問題とありました。
どこもスピードを求めるにあたり、どこもちゃんと照査などせずに出してきた資料にハンコを押してレバレッジを膨らませて来たことが問題とありました。
証券化自体は、リスク分散の上でも非常に有効であるし、投資信託などでも使われていると。
じゃー何が悪かったと言えば、どこも自分たちで照査などしなかった事が大きな原因である。

で、抜け穴は常にあると思いますし、イタチごっこではあると思いますが、徐々に改善していくと思っています。
なので、全面的に信頼してはいけないし、プチバブルなどに注意はしていかないと行けないが、僕としては有効である。と、言う考え方です。
と言うか、それを前提にしておかないとさらに投機家へGO!ってなりそうなので・・・。

8. かえる
2009 05/25 (Mon)
PM 07:44

>ROM人さん
自分の状況を当て嵌めて考えてみますと、やはり勝手な解釈で分散が出来ていなかったと言うか、リターン重視だったので、昨年はまぁまぁマイナスになったのかナーと反省しています。
ほんと難しいです・・・・(汗)
それにしても、積み立てると言うのもなかなか難しいですね。

で、起業の件ですが、(野口教授の件ですが、本を会社に置いているので後日追記します)
それに関しては、先日、おふくろ投信さんの方々とお話した時に聞いたお話が参考になればです。
日本とアメリカの開業率ってあまり変わらないそうです。
ただ、再起率は日本が圧倒的にすくないよです。1桁・・・。
日本には再チャレンジするチャンスが少ないようですし、基本的に資金調達が銀行だけなのも非常に大きな問題だとも言ってました。

ただ、起業して5年、10年残れるのであれば、それって結構すごい事ですよね。
起業されている方は、頑張って欲しいです!

9. ROM人
2009 05/26 (Tue)
AM 12:35

かえるさん

そうですね。積み立てをすると言っても、何に積み立てをするかは自分で決めないといけませんからね・・・・・ 投資ってやっぱり簡単ではないと思います。


再起率の話は初めて聞きました。でも・・・・・これは金融の発展度合いによって差が付くでしょうからそうなのでしょうね。時間をかけながら進めていくしかないでしょうね。

ただ・・・・あと一個だけ突っ込みをw

http://www.jcci.or.jp/sbir/siryou3.html

以下抜粋

(3)我が国の開業率は米国に比べ著しく低い上に、近年は、廃業率を下回っている。

米国:開業率→13.8%、廃業率→11.4%(94年)
日本:開業率→ 3.7%、廃業率→ 3.8%(94〜96年)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

バブルのころは日本でも7%くらいあったのでさびしくなったものです。開業率の差は・・・・・景気と金融市場の懐の深さの要因が半々な気がします。


日記楽しみにしてますね。

10. かえる
2009 05/27 (Wed)
PM 09:10

>ROM人さん
色々とデータありがとうございます。
で、問題は今後増えていくか?って事が大事ですよね。
若者どんどんと減って行きますし・・・・(汗)

あとは、ほんと資金調達の仕組みが発展して欲しいですよね。


             

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