かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

インデックファンドのさらなる低コスト化には"指数"が壁

ここ数年で、インデックスファンドの低コスト化がかなり進んでいます。 利用する投資家としては、嬉しいか限りです。
これは運用会社と販売会社の協力なくしてできなかったかと思います。
ここよりさらに低コスト化を期待するには、あともう一社の協力が必要になりそうですが、それについての記事が掲載されていました。

運用会社の努力とは裏腹に、指数の利用料率は一向に下がらないという。つまり運用会社の利益は圧迫され続ける一方、指数の提供会社のみに巨額の利益が積み上がる構図となっている。

 とりわけ運用会社をいら立たせるのが、利用料の中身。利用料は、指数の詳細な情報を得る際の「データ利用料」と、主に投信の名称に指数名を用いる際の「商標利用料」の二つに大別される。業界関係者によれば、特に負担が重いのが、後者の商標利用料だという。

TOPIXや日経平均の「利用料」が高い!運用会社の不満 | inside Enterprise | ダイヤモンド・オンライン

ここまでの低コスト化が進んでくると、指数の利用料が負担として大きくなってきているようです。 記事にもありますが、米バンガード社は、利用するMSCIの指数が高いということ指数を変えた実績もあります。 

日銀のETF買いや、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)にも影響しているとのことなので、ぜひ大きな議論になって欲しいところではあります。

指数ですので、これまでの過去のデータと言う意味では大事なものではありますが、通常であれば運用資産は大きくなっていきます。 手数料はかさんでいくものになりますよね。 
あとぜっかくですので、新しい指数(これまで消えていった指数も多いかと思いますが)にも期待したいところです。

iDeCoは教育資金ではなく老後資金に

すこし気になる記事がありましたので、僕なりに感じることをメモしておきたい思います。
個人的には、所得控除・運用益が非課税など、優れたメリットがあるので、大いに利用しているiDeCo(個人型確定拠出年金)ですが....

「教育費づくりというと、つい色を付けて(利息や運用益を期待して)増やしたくなるが、現在の環境ではそれは難しい。なので大きく増やそうとは考えず、色の付かない元金の部分をしっかり積んでいくという考え方でいい。それにはiDeCo(個人型確定拠出年金)やつみたてNISA(積み立て型の少額投資非課税制度)など、非課税メリットのあるものから先に使っていくのが基本」としています。

 iDeCoは60歳まで引き出せませんので、横山さんは「親自身の資産として」という意味で例に挙げているのですが、一方では晩婚・晩産化も進んでいて人生の資金需要のピークが後ずれしていますので、最近はiDeCoのお金を大学生の子供の教育費に充てる、というようなことも実際にあるようです。

「子供6人」の人気FPに聞く 教育費づくりと金銭教育|マネー研究所|NIKKEI STYLE

晩婚化が進んでいるので、教育費をiDeCo(個人型確定拠出年金)を使う方法もあるとのことですが、個人的には2つの理由から、iDeCoは教育費のために使わない方が良いのではと思っています。

  • 特別法人税がある:いままで実際には掛けられたことはなく、今も凍結されていますが、企業年金や個人型確定拠出年金には、1.173%/年の特別法人税があります。
    各所から撤廃・廃止の要望がされていますが、現在は凍結でとどまっております。
  • 将来受け取ることのできる税制が場合によってはややこしい:iDeCoは受取時にも税制の優遇があります。
    受取時には「退職所得控除」「公的年金等控除」という控除を受けることができますが、受取り方によっては"税金"が掛かることになります。
    また「退職所得控除」ですが、縮小される可能性もないとは言えません。 給与所得控除もさらっと改正されてしまいました。

教育費を運用、貯蓄、どちらの方法でも問題ないとは思っています。 どちらかと言いますと、少し安定的なものにしてほしいですが...。
iDeCoは老後資金ですので、比較的必要な時期や受け取り方を調整することはできると思います。 税制が変わったからと言って、何十年もある老後計画を少し修正すれば問題ないかと思います。

ですが、教育費は必要な時期が決まっております。ですので、流動性の低いもの、将来の税制が少し不透明なもので用立てるのは個人的に避けるべきだと感じています。
※ちなみに我が家は、教育費は....攻めてます(汗)

2018年3月末 運用状況

あまり書くことはないのですが、今月も乱高下でしたね。
今月は持ち株が決算に反応して大きく上昇してくれましたが、全体としては低迷しているので、さてさて.....。

来月は多くの企業の決算が発表されていきます。 あまり結果に右往左往したくはありませんが、少しでも明るい結果を期待したいですね。

    
2018/3 運用状況
 先月末今月末前月比年初来2009年来
かえる資産  0.53%0.40%
TOPIX1768.241716.30-2.94%-5.57%
TOPIX :積立  42.58%
先進国:積立  44.55%
日経平均22068.2421454.30-2.78%-5.76% 
マザーズ1239.131206.24-2.65%-2.09%
S&P5002744.282609.72-4.90%-2.90% 
EAFE72.0169.05-4.11%-1.72% 
EEM50.1647.31-5.68%0.87%

買い:トレックス・セミコンダクター、
売り:スター・マイカ
上位5銘柄:変化なし
スター・マイカ、エーアイテイー、ニチリン、ユニプレス、トレックス・セミコンダクター(順不同)

三菱UFJ国際投信のブロガーミーティング

うまく東京出張の日と重なりましたので、三菱UFJ国際投信のブロガーミーティングに参加してまいりました。
20名ほどのブロガーさんが参加されていましたでしょうか。 今回のメインとしては、eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)と言う少しわかりにくい分散型の商品の紹介だと思います。
特に印象に残ったポイントを記しておきたいと思います。

3地域均等型のバランスが妙なんです

しっかりとした統計を取った訳ではないのですが、自分で配分を考えているインデックス投資家の多くの方は、株式時価総額の比率にされている方や、VT(全世界株式)1本と言う方の多さを感じます。

三菱UFJ国際投信としては、日本への投資割合が少ないのではないか? アメリカ以外の年金運用を見ても、自国への投資割合は多めに取っている。
と言う事で、日本への投資割合を多くした商品という事のようです。 イボットソン・アソシエイツ・ジャパンの小松原氏からは、シャープレシオ的にも良い結果になっていて感心されている印象をうけました。
日本株の割合については相談でも受けること悩みどころの一つですね。 個人的には、新興国の割合は小さくしたいでしょうか。

日本株への将来の期待性から、割合を疑問視する質問もありました。 これは先進国債券の必要性でもあがる件と同じようなことでしょうか。
分散効果もあるので必要かと思います。 またプラスの期待リターンを想定するのであれば必要な資産となります。

インデックスファンドの販売戦略

ネット証券を使いこなしている方には響かない所かもしれませんが、個人的には「ふむふむ」と感じた部分でした。
ここについては"たわらノーロード"のアセットマネジメントOneと戦略が違うところでしょうか。
 ◆eMAXIS Slimシリーズ:超低コスト(ネット専用)
 ◆eMAXISシリーズ:低コスト(銀行などでネット専用)
 ◆つみたてんとうシリーズ:低コスト (対面販売も) と、3つのシリーズを設定しています。

"たわらノーロード"シリーズは、証券・銀行・信用金庫と同一シリーズで攻めていますので、販売会社数では、200社ぐらいになるのでしょうか。 かなりの差があります。 個人的には、たわらの戦略が好きですかね...。

三菱UFJ国際投信はマザーを大きくする。 アセットマネジメントOneは"たわらシリーズ"を大きくする。という戦略でしょうか。
ニッセイシリーズの低コストも目立ちますが、この2社が大きくなって行きそうな気がします。

直販という話も出ていましたが、個人的には期待しています。 購入、積立などには良いサービス・環境が整っていますが、解約についてはまだまだと感じています。 ぜひとも自動解約のサービスも。


これからも新しい商品に期待したいと思います! いいインプットがほんとできました♪

今さらながらに"投資の実感"

怒られるかな、やっと投資をしている実感がわいてきた

このブログでは本当に久しぶり(2005年以来)に書くことになります。 離れていた娘が、無事に卒業し、春から新社会人となります。
本当に嬉しいものです。頑張ってきた娘に、僕ができたことはほんの少しばかり援助でした。

みなさんの発信を見ていると資産形成まっしぐら。 引出しをされている方は少数でしょうか。
暴落は"買いのチャンス!"と強いコメントがうらやましい気持ちが結構ありました。 僕も大きな視点でみれば、年金が受給できる年齢になるまで20年以上はあるので、暴落は安く買えるので嬉しいのは嬉しいのですが、教育費という大事な時期も直面していました。

投資しているお金を売却⇒引出しをする時には、心苦しいといいますか、後ろ髪を引かれるというのでしょうか..。 そんな気持ちがありました。
ですが今となっては、少ないながらもなんとか市場に投資をし、未来ある彼女へその投資を引き継げたことが嬉しく思っています。
これからは、彼女が自分への投資、市場への投資ができるよう、サポートできればと思っています。 どんどん、いい投資を繋げていきたいと思っています。

引き出す時には"欲を出さずに"を意識しました

市場が好調な時もあれば、軟調な時もありましたが、意識したことは"ルール通りに売却する"でした。 お金を殖やすだけが目的ではなく、使っていくために投資をしています。

ですから、下がった時期でも「もうちょっとしたら上がるかな」というような、都合の良い期待よりも、「必要だから売却する」を意識しました。 せっかく解約をするので、株であればコストの高い商品、株式であれば"割高"と感じてしまった銘柄を、整理していきました。

また新たな気持ちで投資スタート

頑張った娘、支えてくれた元奥さんに感謝、感謝、そして僕の家族にも感謝です。
まだまだ投資の旅は続いていくので、頑張っていきたいと思います。

2018年2月末 運用状況

ビットコインの話題が落ち着いたらと思っていましたら、アメリカも日本も乱高下が少しやってきましたね。
ただ2月が終わってしまえば、それほどでもなかったようです。 最近は、急落などなかったので、すこし過熱感が収まる良い機会でしたでしょうか。

さぁー3月ですね。優待族のみなさんにとっては楽しみな時期ですね。
僕自身は、株主優待を基準に銘柄を探していないのですが、貰えればもらえたで嬉しいものです。 素直に本業&成長に利益を回して欲しいのも本音とあります。
さて、今月は少し急落を機に銘柄を整理してみました。 いい結果に繋がってくれるのを楽しみにしておきたいと思います。

    
2018/2 運用状況
 先月末今月末前月比年初来2009年来
かえる資産  -0.90%-0.13%
TOPIX1836.711768.24-3.73%-2.71%
TOPIX :積立  43.99%
先進国:積立  47.16%
日経平均23098.2922068.24-4.46%-3.06% 
マザーズ1313.381239.13-5.65%0.58%
S&P5002822.432744.28-2.77%2.11% 
EAFE73.9472.01-2.61%2.49% 
EEM50.5950.16-0.85%6.95%

買い:トレックス・セミコンダクター、ユニプレス、ニチリン
売り:はてな、G-FACTORY、中野冷機
上位5銘柄:変化なし
スター・マイカ、エーアイテイー、ニチリン、ユニプレス、トレックス・セミコンダクター(順不同)

自分の力不足を感じることもあります(頑張る!)

検討してほしかったものと入らなくてもよかったものが..... 逆だなー

よくある話なのですが、
以前に相談に来られた相談者さんが3年ぶりぐらいですかね。 相談したいとのことで久しぶりこられたんです。

退職金はないという事だったので、節税効果の高いiDeCo(個人型確定拠出年金)と検討してもらい、学資保険もしくは貯蓄性の保険で、いつかの子供のために備えておきたいという事だったので、提案されていたプランを見直し、子供ができたら死亡保障。という感じで終了!

お子さんもお生まれになり2人目も考えているんですと。嬉しい報告。 久しぶりに来られたので加入された保険などを整理してみると....。
お友達のプランナーから加入した外貨建ての保険と個人年金保険....。あー外貨建ての保険が4本! キャッシュフロー表で簡易試算してみると、今となっては死亡保険が足りない状態....。

幸い、既存の保険をうまく活用すれば、問題ないという結果だったので安心していただけたのですが、シンプルなプランじゃないのは説明していてもつらいですね。

まずは自分が頼りにされなかったという反省。
そして感じるのが、遠い先の準備よりも近い不安を解消することが勝ってしまうのでしょうか。 僕自身、ある程度の保険は必要と思っているのですが、さまざまな貯蓄までも保険でしてしまうのは、良いと思っていません。

自分の力不足を感じる思い出です