かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

「治療に勝る資産運用なし」と言うのも感じます

日本市場は最近大きく動く日も多いですが、投資の相談もふえているのを感じます。
ネットを見ていても投資をはじめられた方がふえているような気がします。 ただ波に乗せられての投資も気を付けて欲しいと思います。

うつ病の発生率

投資で資産形成を考えている方って、働かれている、30代,40代の方が多いと思います。。
イギリスのデータ[『幸福の計算式』よりなのですが、図を見ていただくと一定の年を重ねるまでなかなか厳しい時代だなと感じることがあります。
ここに、安易に資産運用と言うストレスを加えるのどうでしょうか。 身内の病気 → 休職 → 転職を見てきたので、継続は言葉でいうほど安易ではない感じるのです。

治療に勝る資産運用なし

昔からの格言で「返済に勝る資産運用なし」と言いますが、それに加え「治療に勝る資産運用なし」と感じるこのごろです。 
休職されている方の相談を受けることもあるのですが、投資だけで1億円儲けるには難しいものがあるかと思います。 しかし、そこに仕事など違う収入などがあれば随分と楽になるのではないでしょうか。

多くの方にとって、投資+仕事が良い方法の一つだと確信しています。

1億円欲しいと訳ではありませんが、不安な老後にならないように、僕は「仕事+投資」と言うスタイルを取っています。
バリュー投資であれ、積立て投資であれ、継続できる投資を意識して実践しています。

休むのも相場とも言います。 テレビでも新聞でも、ネットでも「投資」と言う言葉がかなり増えています。 あまり"その言葉"を追いかけすぎるのも良いことではないかもしれませんね。
僕も「1億円になりました」「月○○万円積立ています」など、先に行っている投資家さんをみると、"羨ましさ"と"もどかしさ"を感じます。。
ですが、市場はそんな簡単ではありませんし、予定どおりふえてもくれません(右肩上がりでしたら本当に楽なんですけどね・・・・)。
僕が出した答え。 投資はしんどい、長く続けるには僕なりスタンス、「仕事や生活を大事にするため、ほったらかしにも出来る投資」で、継続して前に進んでいくしかないと思っています。

平均寿命が80歳な世の中です。 80歳でも投資はできますので、やはり投資をするのにも元気な方が良いのではないでしょうか。 投資スタンスにもよるかと思いますが、やはり持久力(体力・元気)はあって損はないかと思います。
色んな投資スタイルがあるかと思いますが、できれば「お金の呪縛から逃げるための投資」ではなく、シンプルに「明るい未来のための投資」を少しでも多くの方に知って欲しいと思います。

2019年3月過去記事修正

幸福の計算式 結婚初年度の「幸福」の値段は2500万円! ?

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ターゲットイヤーファンド(運用継続型)に注目

あまり投信ブロガーの間でも、相談でもあまり話題にならない投信として"ターゲットイヤーファンド"があります。
アメリカの確定拠出年金(401k)では、かなりの主流となっているカテゴリーとなっています。
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大和総研の資料 [PDF] 米国投信市場における退職貯蓄制度の役割によりますと、ターゲット・デート・ファンド(TDF)の残高は、10000億ドルを越えているメジャーなファンドになっております。

しかし個人的にも、世間的にも注目されていないファンドとなっています。 その理由がターゲットイヤー後の運用方針になります。
下記の図が一般的なターゲットイヤーファンドの運用方針になります。 ターゲット到来後は、安定運用に切り替わるのが一般的になっています。 

年を重ねるにしたがって残高が増えていきますし、運用期間が短くなるのでリスクを下げる意味はあると思います。 ライフプランの計画を立てる上でも変動を抑えることができるので、使いやすいファンドとも言えます。

TDF(ターゲットイヤーファンド)

しかし、あまりにも保守的すぎるのではと感じていたところ、DC(確定拠出年金)向けの商品ではありますが、ターゲットイヤー後も運用継続するファンドが出てまいりました。

  • DCターゲット・イヤーファンド(6資産・運用継続型)
  • 実質的な信託報酬 : 0.59%(税抜上限)
  • 信託財産留保額 : なし
  • 決算 : 年1回
  • 信託期限 : 無期限
  • 運用会社: 三井住友トラスト・アセットマネジメント

ターゲットイヤー到達後の明確な運用方針は打ち出されていませんが、ある程度のリスクを取りながら運用をしてくれそうなことが窺えます。

TDF(ターゲットイヤーファンド運用継続型)

TDF(ターゲットイヤーファンド運用継続型)

引き出し時期には、なるべくファンドをシンプルにして運用をしながら必要な分だけ引き出して行きたいと思っております。 一つの運用の参考となりそうなファンドと感じていますので、ウォッチしていきたいと思います。

セゾン投信ブロガーズミーティングに初参加してきました

先日、セゾン投信ブロガーズミーティングにお声がけいただいたので、セゾン投信に訪問させていただきました。
セゾン投信を長らくウォッチさせて頂いてきましたが、念願の初訪問でございます。

11名の投信ブロガーさん(男性7名、女性4名)に対し、セゾン投信さんからも中野社長をはじめ11名の社員が参加されてました。
議題としては2つ。 他の低コストなバランスファンドが増えてきているなかで、より大きくなるための意見を欲しいと、中野さんの熱い想いからスタートしました。

1.直販ならでは付加価値と長期投資に対するインセンティブへの向き合い方

意見を最初に求められて、ちょっと戸惑ってしまい、個人投資家としてなのかFPとして意見をしたのか思いだせないので、落ち着いた今としては、長期投資のインセンティブとしては、コストでお返しするのが分かりやすいと思います。

  • 一部の株主優待が実施している、長期保有者への優遇プログラム
  • ひふみ投信が実施している5年以上保有していると0.2%,0.4%分還元される「資産形成応援団」
  • コモンズ投信が実施していた「こどもトラスト」、3年後、5年後、7年後に3000円のファンドをプレゼント

などが考えられるでしょうか。
そう考えられている理由が次だと思います。 ファンド全体の平均保有期間が10年近くになってきているそうなんです(これはすごい!)、設定当初の高い信託報酬の時代から付き合ってきてくださった受益者に恩返しをしたいのかと勝手に想像しています。
より長く付き合える仕組みを期待したいと思います。

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2.出口戦略に伴う情報発信等について

出口戦略。このことについては、相談の場面で色々と対応させて頂いているので、ここについてはFPとしてぜひ情報交換をお願いしたいと思っています。
出口戦略としても2つあると思っております。「残すか残さないか」
セゾン投信さんには、ぜひ次の世代に引き継ぐための戦略を打って欲しいと思います。 直販投資の先輩である"さわかみファンド"は、次世代への引継ぎに苦労されているように見受けられます。

その一つの方法としては、やはりセミナーではないでしょうか。
少し思い出したのが、2007年のセゾン投信の初めてのセミナー。 ほとんどが投資を知らないセゾンカードの人たちだったと思います。なんとなくアウェーの中、中野さんが熱く語っておられましたが本当に熱さが印象的でした。 あの当時は中野さんだけだったかもしれませんが、今は熱い想いをもった社員も増えておられるでしょうから、もっと積極的にセミナーを"みんなで"各地でされるのもアリではないでしょうか。

kaeru.orio.jp

我が家もセゾン投信に期待しています!

子どもの学費のセゾン投信で積み立てをしていますので、中野さん&セゾン投信のみなさんに「期待しています」とお伝えすることができました。
これかも僕なりにではありますが、セゾン投信を応援していきたいと思っています♪
参加されたみなさま、セゾン投資のみなさま、どうもありがとうございました!

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楽天証券"トウシル"にインタビューが掲載されました

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楽天証券トウシル

 

とあるブロガーさんからご紹介をいただき、楽天証券運営の投資情報メディア:トウシルでこれまでの投資について取材いただいた記事が掲載されましたのでご紹介させていただきます。
※ご紹介ありがとうございます!
投資ブロガー・尾上堅視さん 前編:子供の教育費とマイホーム資金を株式投資で捻出! | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

非常にお恥ずかしいのですが、今回は思い切って顔を出させていただきました。
成功した投資家でないと思っているのですが、これまで投資の体験談が、個人投資家さんの参考になればと思っております。
インデックス投資だけではなく、個別株も直販投信にも投資をしている投資スタイルです。 投資を楽しんでいるところをご覧頂ければと思います。

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2019年2月末 運用状況

一年で短い2月が終わりましたね。 個人的には講師業務がありまして、レジュメづくりと練習でわたわたしておりましたが、おかげ様で良いセミナーができたかと思っております♪
投資の成績ですが、あまり振るわずだったようです。 景気減速の足跡が近づいているのでしょうか....。下方修正となっている銘柄がありましたが、将来に期待していますので長い目で期待しております

 

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2019/2 運用状況
  先月末 今月末 前月比 年初来 2009年来
かえる資産     1.07% 3.77%  
TOPIX 1567.49 1607.66 2.56% 7.60%  
TOPIX :積立         57.70%
先進国:積立         85.00%
日経平均 20773.49 21385.16 2.94% 6.85%  
マザーズ 897.90 918.18 2.26% 13.03%  
S&P500 2681.05 2792.38 4.15% 12.20%  
EAFE 62.65 64.36 2.73% 10.24%  
EEM 42.74 43.00 0.61% 10.63%  

買い:なし
売り:なし
上位5銘柄:
スター・マイカ、アドテックプラズマテクノ、ニチリン、エーアイテイー、トレックス・セミコンダクター(順不同)

投資の相談ってFPにすれば良いのだろうか?

保険の相談の場合ですと、保険の販売員の方に"無料"で乗ってもらうと言うスタイルが多いようです。
しかし最近では、保険の見直し相談としてFPさんに相談料を払ってプランの見直しを受けるスタイルが、増えてきています。非常に良い仕組みだと、個人的には思っています。

それでは「投資の相談」、特に積立て投資の相談の場合はどうすればいいのでしょうか? 「相談料を払って相談」と言うのが多いかと思います。

投資の相談をする場合、3つの相談先があるでしょうか。
 (1)投資助言業に登録されている方
 (2)金融商品仲介業に登録されている方
 (3)いずれの登録もない方

まず先に(3)いずれの登録もない方に、相談するのはあまり良い方法ではないかと思っております。 ほとんどのFPがこの(3)に該当するのが現状なのですあ.....。
と言いますのは、金融商品取引法で「有価証券の価値等」「金融商品の価値等の分析に基づく投資判断」をして、報酬を得てはならないとなっております。
ですので、具体的な商品名などの相談ができないことになります。
できることは、アセットアロケーションなどの資産配分に限られてしまうようです。 例えば、外国株式クラスには【eMAXIS Slim 先進国株式インデックス】が良いですね。とか、国内債券クラスには【個人向け国債】が良いですよ。など、具体的なアドバイスを一般的には受けることはできないと考えられますので、しっかりと事前に確認しておく必要があるかと思います。

投資助言に登録されている方への相談がベター

まだまだ多くはないのですが、(1)投資助言業に登録されている方に相談するのが、FPの立場からしても僕は良いのではないかと思っております。
助言業の業務をするには、金融庁から認可、登録を受ける必要があります。 登録がされているという事は、なにかあれば駆け込む先があるのです

それでは(2)金融商品仲介業に登録されている方はどうかと言いますと、投信を販売する場合には証券仲介業の登録が必要になります。 証券会社と相談者の間に入って売買をサポートする人なんです。
登録したとして、仮にインデックスファンド10,000円の積立てをしてもらった場合、1年間にどれくらいの手数料が入るのかと言いますと、
合計12万円分を積立て保有した場合だと、信託報酬0.525%のファンドだと年間85円ぐらいになります。
※計算方法はあまり詳しくは聞かないでください。 僕は(2)のタイプのFPになります。

1000万円ぐらいの投信を買ってくださる人がいればいいのですが、資産形成の世代だと"一緒に積立てていく"と、言うビジネスが、はっきり言うと成り立ちにくいのが実情かと思います。 アクティブファンドを扱う金融商品仲介業者が多いのかもしれません...。

積立て投資など、じっくりと時間をかけて積み上げて行く投資については、セミナー、本などでスタートし、ご自身で実戦して行くのも良い方法と思っています。
そして、資産が大きくなってきたら相談っていうスタイルが良いのではと感じています。
積立ての相談だと、もしかすると「インデックスファンドを組み合わせて」って、言われるだけかも知れませので...。

投資と言っても、僕の場合は投資信託を使った資産形成という、あくまで投資のすごく一部分なんです。 投資・資産運用の相談ってやはりそんな簡単なものじゃないだろうと感じています。
しっかりと相談者さんの業態を確認して、良いアドバイザーを見つけて欲しいと思います。

2019年2月過去記事修正

抜かれていくばかりですが”マイペース”で

少しばかり自分の弱さの内容です...
10年前に比べると、ずいぶんと個人投資家さんがメディアなどで取り上げられるようになりました。 以前の個人投資家と言えば、トレーダーや個別株の投資家かが代名詞だったとかと思いますはが、今では投信ブロガーさんも随分と取り上げられてきているのではないでしょうか。

ネット・SNSでも多くの個人投資家が増えてきているのを実感しています。 Twitterをやり始めたのは、2007年なのですが、followしていた個人投資家さんは20人もいなかったような.....。 当時は"2ちゃんねる"や"Yahoo掲示板"だったでしょうか。
ですから投資の情報にリアルタイムでふれるのは、そんなになかったように感じますし、TwitterやFacebookなどに比べ、より匿名性が高く"個人"を意識することは、個人的にありませんでした。

ですが、今では多くの場面で個人投資家さんの投資スタイルの情報を得ることできます。 すごく嬉しい状況ではないでしょうか。 投資と言いますか資産形成は山あり谷ありの旅ですので、仲間と言えるような人がいるのは心強いですよね。

マイペースに意識を集中、人にはいろんなペースがある

ですが一方で、情報が身近することもありストレスを感じることもあります。
なんとか10年以上投資を継続することができているので、それなりの経験は積んでは来ています。ですが、まだまだ安心できる資産づくりができていません。
一方で、あとからスタートされている投資家さんが速いスピードで資産を積み上げているのを見ると、もどかしさを感じてしまうこともあります。

すねている気持ちだからかしれませんが、株式へのリスクの取り方や、入金の額を高さを見かけることで、たまに負の感情が....。
自分と置かれている環境が違うので、当たり前なのに羨ましさを感じてしまいます。 せっかく自分なりの投資スタイルで楽しくできているのに、感情のコントロールで損をしています。

他人と比べるすぎるのは損も多いので、ほどほど....。

学歴もないのに人生の遠回りまでしてしまいましたが、投資という武器を身に着けて前が明るくなりました。 その気持ちをもっと大事にしなければと思うこの頃です。
まだまだへっぽこ投資家ですが、長い資産運用の旅が続きますが、これからも自分なり投資スタイルで。 すこしでも、どなたかのお役に立てるようにお仕事とブログを頑張っていきたいと思います。

 

お金は寝かせて増やしなさい

お金は寝かせて増やしなさい