かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

2021年5月末 運用状況(緊急事態宣言延長中です)

ワクチンの接種が始まり少し明るいニュースが増えてきたでしょうか。
一方で緊急事態宣言中のモラル(路上飲食など)の悪い話も取り上げられており、残念な気持ちでございます。あと少し頑張りましょう。

投資で気になるニュースと言えば、オリンピックになります。
いまの所、開催予定のようですが、日本や世界に何か影響があるのか気になります。

投資の方で言えば、今月は仮想通貨の大きな下げが話題になりました。
新垣結衣さんの結婚と重なり、投資家の間では盛りあがったようです。

東証の市場再編が気になっています。

あと勉強不足なので、調べないといけないのですが、東証の市場再編が来年予定されています。それを見越してか企業にも動きが出だしているようですね。
小型株も持っているので、影響が少なからずありそうです。

月に入って企業の動きが慌ただしい。ミサワホームは子会社の川崎重工業は子会社の川重冷熱工業をそれぞれ完全子会社にすると発表した。「流通株式比率の基準に抵触し上場維持が難しくなるおそれがある」(ミサワホーム)という。
東証の市場再編は現在4つの市場区分を、最上位の「プライム」など3市場に改める。市場の流動性や一定以上の規模を確保するため「流通株比率」「流通時価総額」などの基準を引き上げる。4月末までの株価などから試算すると、現在東証1部でプライムの基準に満たない企業は3割に上る。 東証再編、マネー先回り 資本政策にらみ思惑で売買: 日本経済新聞

持ち株の中から、親会社による完全子会社化もありました。
日本市場、東証が一皮むけてくれることに期待したいと思います。

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2021/5 運用状況
  先月末 今月末 前月比 年初来
かえる資産     4.35% 8.95%
TOPIX 1898.24 1922.98 1.30% 6.56%
マザーズ 1201.77 1150.06 -4.30% -3.88%
S&P500 4211.47 4204.22 -0.17% 12.80%
EAFE 79.10 80.83 2.19% 10.09%
EEM 54.95 54.87 -0.15% 7.55%


買い: カラダノート、積立投資継続中
売り: エス・ディー・エス バイオテック、JNSホールディングス
上位5銘柄:
エーアイテイー、オーウイル、ニチリン、ウェルビー、トレックス・セミコンダクター(順不同)

今月のおすすめ本

そろそろ年金不安の話をやめませんか

年金は貰えなくなるんでしょうか。

相談ではあまり質問されることはないのですが、マネーセミナーの時には多くなる不思議な質問です。
公的年金については、割り切って考えるとイメージしやすい仕組みになっています。 不安をあおられる前に、公的年金の仕組みを知り落ち着いて欲しいと思います。

ちなみに、厚生労働省が、財政検証と言って今後の年金がどうなっていくか、労働力・物価・賃金などシミュレーションをいくつもしています。
大きなポイントに絞ってではありますが、不安を解消出来ればと思います。

www.mhlw.go.jp

高齢者をささえる不公平感が高まっている

不信感の大きな理由としては、以下の図ではないでしょうか。
高齢者を支える現役世代の図です。 1980年では、7.4人で1人の高齢者を支えていたようですが、2020年では2.0人で1人、2060年に至っては1.3人で1人となっています。

高齢者を1人で支える時代、これはぞっとしますね.....。

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高齢者1人を現役世代何人で支えているか

図のように確かに、どんどんと支え手が減ってきています。 なおかつ少子高齢化です。より若い方が減り高齢者が増えていくのですから、危ないように感じてしまいます。

しかし日本の公的年金保険は「賦課方式」といい、仕組みが違うんです。
図にしてみましたが、現役世代が受け取り世代を支える仕組みになっています。

この賦課方式に加え、賃金や物価にあわせ、受け取る年金額が変動する仕組みになっています。

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日本の公的年金保険は賦課方式です

賦課方式では、働く人と受け取る人がバランスが非常に大事なポイントになりますので、次は"働く人"と"働いていない人"の割合を見てみたいと思います。

労働人口を基準にすると見え方が変わります

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労働人口と非労働人口の割合

大事な、労働人口とのバランスです。 実は、40年以上前の1975年以降、その割合は大きく変わっていないんです。
労働力とのバランスが大きく崩れない理由としては、

 [長寿] 働く期間が長くなってきている
 [時代] 女性の就業割合が大きく増えてきている
 [制度] 社会保険の加入対象者が増えている

以上の事などがあげられそうです。
2015年から2020年に至っては、3つ目の制度が改正された事が大きいかと思います。

社会保険は、労使折半(自分と会社が保険料を納める)になっていますので、働く人が多いことは大きなプラスになります。
少子高齢化社会ではありますが、仕組みと実情を見ていただくと、少し安心していただけるのではないでしょうか。

だからと言って、安心ではなく自分たちで継続していく

破綻するような仕組みなっていないことは感じていただけるかと思いますが、年金だけで安心できるわけではありません。
また、社会保障の財源を見ていただければわかりますが、その多くは保険料からなりたっています。

特に厚生年金については、収入によって保険料が変わってきます。 上限はありますが収入の高さが将来の年金額にも影響します。
すなわち、景気がよくなると年金の安心度も高まるといえるのではないでしょうか。  

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社会保障財源の全体イメージ

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2019(令和元)年財政検証の結果について

比較的悲観モデルでも、モデルとして計算されている夫婦の年金額は大きく減っていません。 ただし物価の上昇に追いつけていないので、ある意味目減りしてますね。

そんなわけで、あまり怪しい年金不安論に踊らされないで頂ければと思います。
楽しい未来を過ごすため、年金不安とは関係なく、資産形成に取り組んで頂ければと思います。

 

 

FUNDINNOを通じファミリーツリーに出資しました

FUNDINNOを通じ、今年2社目となる出資をいたしました。 今回は、エンジェル税制のタイプAの適用企業、設立5年未満の会社への投資となります。
kaeru.orio.jp

果樹のオーナーになれるファミリーツリー

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木のオーナー、オーナーと言っても1年になる果実を収穫する権利ですね。
牡蠣の養殖いかだの共同オーナーや、田んぼでお米の収穫の共同オーナーなどと同じようなイメージでしょうか。

famitree.jp

農家さんにとっては、安定した収益の確保でき、すべてを出荷できるでしょうから捨てることも少なくなる。
消費者にとっては、体験と一本の木をまるごと収穫。

これまでは流通するまでのコストがかかっていました。この中間コストについてはファミリーツリーが入ることになるのでなくなる訳ではありませんが、良い仕組みにはなってくれそうです。

木の世話は、農家の方がしてくださいます。 あとはどこまで認知度が広がり、契約する農家さんが増えてくれるかどうかでしょうか。

そんな訳で気なったサービスだったので出資を決めました。
目標募集額 10,000,000円(上限応募額 20,000,000円)満額の応募があったようで、注目度も高かったようです。
しっかりと応援していきたいと思います♪

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NHKの製作費って大きすぎるように見える

NHKの番組を見ていて、映像やセット、ちょっとした声だけでも有名なタレントさんが使われていたりと、作り方が豪華だなーと感じることがあるので、ちょっと調べてみました。

映像を提供しているので、作るのにもお金がかかりますよね。そこで作るお金、製作費を決算書から見てみました。
受信料を払っているので、思う所を少しぐらい書かせていただきます。

www.nhk.or.jp

 製作費で2400億円! スポーツ・報道に力を入れている

決算説明書にジャンル別の製作費が出ています。トータルとしては、3600億円ですが、これには、人件費や減価償却費が含まれているので、除いたグラフもあるので見てみると2400億円も使われているようです。 

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NHKのジャンル別製作費 2019年度決算説明書より

費目別を見ると、出演・著作権・放送権料がTOPになっていますが、これは海外のテレビも積極的に放映していますし、海外の大きなスポーツ大会の中継も多いので、その費用が大きいのではないでしょうか。

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NHKの製作費の内訳 2019年度決算説明書より

NHKも民放も製作費の割合は大きく変わらないようです

そこで民放4社はどうなっているか、こちらも決算書の資料から調べてみました。
 フジ・メディア・ホールディングス - 決算説明資料・説明会
 決算資料・説明会|TBSホールディングス
 決算説明会|IR情報|日本テレビホールディングス株式会社
 決算説明会・決算説明資料|テレビ朝日ホールディングス

調べてみて判ったのですが、NHKも民放の製作費と収入(NHKは受信料)の割合はそう大きく違わず平均35%ぐらいなようです。

割合は大きく違わないのですが、売上げの差がかなり大きいので使えるお金も連動して大きくなっています。
ちなみに昨年度はどこの民放も、コロナの影響で10%前後、メディア事業の売上げが下がっていますが、NHKはなんと前年比プラスの収入となっています。

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収入と製作費の割合

 世界と比較してみると高くないように見えるが物価が違う

こちらは世界の国営放送とのちがいを総務省が調べてくれていました。有名はイギリスのBBCと比較してみると、そう受信料に違いはないようですが、物価違いが考慮されていません。 例えばよく指標として使われるビックマックで比較してみます。

世界のビッグマック価格ランキング - 世界経済のネタ帳
イギリスだと463円、日本では390円になります。 つまり日本円の方が15%ほど価値が低くなっていますので、それから換算するとBBCの受信料は 18,000円ぐらいの感覚ではないでしょうか。

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諸外国の公共放送の受信料制度の状況 - 総務省
https://www.soumu.go.jp/main_content/000697727.pdf

 

NHKには好きな番組も多いですし、良い番組を作って欲しいと思ってはおりますが、少し国民の感情に寄り添って欲しいと思います。
NHK受信料「高い」が63% 朝日世論調査:朝日新聞デジタル

SBIソーシャルレンディングが事業から撤退するようです

クラウドファンディングについて残念なニュースが出ていました。 貸付型については投資をしていないのですが、気になるニュースだったので取り上げてみます。

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SBISLは、投資家から集めた資金を太陽光発電事業などに融資するファンドを運営している。しかし同社は2月、このファンドの貸付先をめぐり「重大な懸案事項が生じている可能性がある」として、第三者委員会での調査を開始。金融庁も同社に報告命令を出していた。4月下旬には第三者委が、ファンドの資金が目的外に使われるなどの不正を認定していた。
 この問題では、SBISLが既に出資者に元本を全額返還する方針を公表。親会社のSBIHDは2021年3月期決算に145億円の関連損失を計上した。資金募集は停止しており、事業撤退も視野に入れている。 SBI子会社に業務停止命令へ 虚偽表示など金商法違反―金融庁:時事ドットコム

SBIソーシャルレンディングが運営しているファンドの貸付先が資金を適切に運用にしていなかったようです。
出資者には元本を全額返還されるようで、投資家として少し安心できる材料でしょうか。

クラウドファンディングはどうなの?

f:id:kaeru_onou:20210524133331p:plain私自身は、クラウドファンディングに投資をしています。 クラウドファンディングと呼ばれていますが、さまざまなタイプがありますので図で簡単にまとめてみました。セキュリテは「ファンド型」に分類され、配当や事業の結果、利益が出ればリターンとして収益を得る仕組みですし。FUNDINNOは「株式型」にされ株式を取得し買値より高く売却できれば、利益を得られる仕組みです。

SBIソーシャルレンディングは貸付型と呼ばれ、事業者や不動産業者に貸付けして利息の一部を受取る仕組みになります。その貸付先が不適切な運用をしていたようです。
タイプに違いはあれど、未上場企業、ベンチャービジネスへの投資になることが多く、基本的には信用リスクに左右されるハイリスクな債券への投資に近いと思っております。 運営企業にチェックをしてもらおうと思っていますが万全はなく、過信は禁物。としか言えないと思っております。

クラウドファンディングに対して、無条件に安心感を持っている方が多いことについては少し懸念しております。

どうすればいいのか?

当たり前ですが絶対の正解はないと思っておりますが、

  • 投資をしない
  • 控えめな投資に抑えておく
  • 分散、いくつもに投資する

と言うことになるかと思います。 3つ目につきましては、より投資しよう。という考えで驚かれることがありますが、「攻撃は最大の防御」と言う感じで、利回りが一般的な債券投資に くらべ高いので、個々で回収できなかったとしても、全体で回収できれば良い。という考えになります。

残念なニュースが出てしまいましたが、これからもクラウドファンディングは継続、あらたに投資をしていくつもりですので、少し業界の仕組みが良くなっていくことを楽しみにしております。 

www.sbigroup.co.jp

www.sallowsl.com

保険会社のCMは誰に訴えかけているのか考えてみた

ドラマ・アニメ、バラエティが好きなので、テレビを毎日見ています。
当然、CM(コマーシャル)も見るのですが、保険会社のCMはよく見かけるので、そのCMが誰に訴えかけているのか、素人目線ですが考えてみたいと思います。

※保険会社のCMですので、必要性を訴えかけるものがありますが、不安をあおるためではなくマーケティング的な視点としてご覧ください。
またYoutubeの動画を貼り付けていますが、掲載動画がなくなっていたらすいません。

CMの役割を考えてみたいと思います。保険会社のCMの場合を考えると3テーマに分けられるような気がします。

  1. 知ってもらうため
  2. 切り替えてもらう、入ってもらうため
  3. 続けてもらうため

知ってもらう

保険に入っていない方への保険の必要性、新しい商品の宣伝などがあるでしょうか。
個人的に印象的だったのが、西島秀俊さんと渡辺直美さんが夫婦役だった、働けなくなった時の保険でしょうか。 新しい商品のため宣伝は重要ですよね。

www.youtube.com

こちらもそうでしょうか、志尊淳さんが出られているCM。 大手の保険会社のCMですが、若い方に保険の必要性を訴えかけた珍しいタイプなような気がします。

www.youtube.com

切り替えてもらう、入ってもらうため

ここは一番激戦区の分野ではないでしょうか。代表的なのはライフネット生命のCM。保険料の安さをダイレクトにアピールしていますね。 切り替えてね!と言う、わかりやすいCMを打ち出しています。

www.youtube.com

がん保険は、探し続けるとつらい気持ちになることが多かったので、ソフトなものにしました。切りかられます。時代に合わせてなど、保障性・商品性を訴えかけるものが多いですね。

www.youtube.com

こちらは、非常にわかりやすいCMではないでしょうか。年齢や持病があってもなど、保険を考えていたけど、あきらめていた方たちへのわかりやすい訴えかけですね。


www.youtube.com

続けてもらうため

このような書き方をしていいのかわかりませんが、どちらかと言うと、入っていてよかったとか保険商品のアピールではなく、保険会社の良さを出しているCMが多いと感じています。

CMを見てもこの会社の保険に入ろうという気持ちはおきにくいかと思います。
ですが、凄くいいCMだなーと思います。

 CMを通じてブランド力をアピールし、情に訴えかけ続けてもらう。という事なのかもしれません。

www.youtube.com

小田和正さんの歌はほんといいですよね。
CMで流れてくると、どこの会社がわかるような感じです。ですが伝えたいことは保険ことではなく、なんとなく"良さ"だけがアピールしているように感じてしまいます。本当のテーマはどこにあるのでしょうか。

www.youtube.com

一方で投資商品のCMは、そこまで多くないですね

金融商品の中でも、投資に関するCMは保険に比べて圧倒的に少ないと思います。
射幸心を煽ってしまう感じになってはダメですので、作りにくいのかもしれませんね。 投資については、万人ではなく、興味を持った人に。ということで、WEB広告や書籍・セミナーなどが向いているような気がします。

ただ、CMで印象に残っているのは、大和証券のファンドラップでしょうか。
一気に、ファンドラップの認知度が上がったような気がします。

まとめ(答えがあるわけでありません)

素人目線ですが、保険会社のCMの役割を考えてみましたが答えがあるわけではなく、保険については、商品性で競って欲しいので、1,2までわかるのですが、3のようなイメージビデオ、ブランド戦略ではなく、商品性で競って欲しいような気がします。

 

FUNDINNOを通じOsidOri(オシドリ)に出資しました

FUNDINNOを通じ、今年初めて(累計では5社目)となる出資をいたしました。 今回は自身の仕事、ファイナンシャルプランナーに関係がありそうな会社なので、非常に楽しみでございます。

kaeru.orio.jp

kaeru.orio.jp

kaeru.orio.jp

金融マネジメントアプリの『OsidOri(オシドリ)』

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金融マネジメントアプリ『OsidOri(オシドリ)』

これも家計簿アプリなのでしょうか。 特徴的なのは、家族でお金の管理ができるアプリ、金融マネジメントアプリの『OsidOri(オシドリ)』に出資いたしました。 個人的には、家計簿アプリのZaimを家計簿としてではなく、資産管理アプリと利用しています。
後発組なので、ダウンロード数はすくないのですが、共働き世帯もどんどん増えてきていますし、親御さんの家計チェックにも使えるかもしれませんね。 もちろん自分だけでも使えます。

zaim.net

将来、自分のお仕事にも関係がありそうなサービスだったので出資を決めました。
目標募集額 14,670,000円(上限応募額 58,500,000円)満額の応募があったようで、注目度も高かったようです。
しっかりと応援していきたいと思います♪

www.osidori.co