すいません。タイトルが長くなりました。
FPのお仕事をしていると、あれもこれもが気になることがあります。
相談と言って、そのキッカケには2種類あると思います。
- どうしたらいいのか分からないので相談
- 自分の話を聞いて欲しい、共感して欲しい、背中を押して欲しい
特に2の場合は、その「あれもこれも」が気になるので、迷惑になるかもしれませんが反対のことであってもお伝えしております。
これは「なんで教えてくれなかったの」と言われるのが怖いのではなく、知ったうえでより納得して頂きたいからになります。
よくある○○論、実はFPにとってはすごい楽な主張なんです。同調すればあっという間に相談を終えられるんです。
ちょっと○○論に対しての考え方をまとめておきます。
住宅ローンは固定金利で借りるべき
確かに現在は、固定金利でも低い金利となっているため、非常に良い商品となっています。ですが固定金利って言いきることで相談が簡単に済みます。
収入ー住宅ローンの返済で、やりくりしていけるかだけの話で済みます。以降は相談者のみがリスクを背負う感じですね。
一方で変動金利には、金利が上昇リスクがありますので、話すことが断然多くなってきます。
金利の見直し方法、基準となる金利の見決まり方、金利が上がりすぎた時など、場合によってシミュレーションを多くします。
生命保険は不要です
確かに日本は社会保障がしっかりしていますし、資産や家族構成によっては不要かもしれません。この生命保険は不要。答えとしては楽なんです。
社会保障・会社の制度などをお伝えして、資産で備えてくださいとなり、あとは自己責任となります。
一方で何かを備えておきたい。となると、不安に対する備え、公的な保障などで足りない部分をどのような商品でなのか、掛け捨て?一生涯?など、考える要素が大きく増えることになります。
しかも保険は、健康状態によって加入できない場合もあります。そこもちゃんと聞かなければいけないんです....。
米国株式・S&P500投信がおすすめ
個人投資家が言うのは気になりませんが、FPが言っているのなら、直近の成績だけしか見ていないのかもしれません。確かにここ数年は好調でしたが、これからについては相談者に分散ではなく米国株へ集中、リスクを取らせることになっています。
一方で国際分散投資となると、年齢や資産残高に合わせた資産配分の考え方、バランスファンドが使えるかなど、考えることが増えてきます。
え、SPYD? あまり資産形成層が高配当を狙う意味がよくわかりません。
なんのために成長が期待できる米国株なんでしょか?
勝手に選択肢を絞ることが相談員の役割ではないと思っています
ただ、選択肢を提示するには、それなりの理由があります。
今回は、自分の考え方を述べさせていただきましたが、これもポジショントークの一つ、自分の価値を持たせるための方法とも言えます。
発信する側のポジションはある程度わかりやすいかと思いますが、受取り側の皆さんが置かれている状況は千差万別です。
最後は自己責任になりますので、色んな考えに触れ答え出して欲しいと思います。そして場合によって方法を調整しながら目標や夢を叶えて欲しいと思います。