前回(ゼロサムゲーム(1))は、ゼロサムゲームの嫌そうなところをつらつらと書いてみましたが、株式投資がゼロサムゲームかというと、そうとも言えません。
例えばEPS100円、PER10前後(基準株価1000円)でしか動かない企業があるとします。
1000円前後で動くので950円で買い1000円売ったり、1050円で買い1000円で損切ったりという行為が日々行われています。
ですが、2年後に気づくとEPSが150円、PER10倍で1500円になっていたら・・・・・?
1000円から1500円になりました。500円は企業が頑張って作ってくれた訳です。
ようするに企業が成長するとサム(企業価値)が大きくなる訳です。そのサムが大きくなりそうな企業を買っている訳です。
ですが、サム(企業価値)を想定しても、株価は思惑で動いています。思惑と見誤ると僕みたいに高値でつかみ含み損になる訳です・・・・・・(涙)
株価という数字が見れる限り、ゼロサムゲームとは隣り合わせになってしまいますね。
なので惑わされないように頑張っていきたいところです。
ちなみに、バブルは一定の期間内での壮大なゼロサムゲームって事ですよね・・・・(怖)
--追記--
だいたいのギャンブルには胴元が存在しています。
競馬(JRA)なら、売上の25%を引いた75%が配当になっています。ようするにホントはゼロではなく−25%ゲームなんです。パチンコは80%を分け合っているらしいです。−20%ゲームなんです。
で、市場は言いますと、手数料を証券会社がとり、税金を国が取っていきます。なので、僕としては手数料や税金まではらって良くない会社は買いたくないと言うわけです。