かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

フェルドマンさん

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ロバート・アラン・フェルドマンさんと言えば、ご存じの方も多いかもしれませんが、テレビ東京で11時から放送されているニュース番組「WBS」に出演されている、日本語ペラペラなエコノミストさんです。
僕は非常に好きで頼りにしているのですが、フェルドマンさんが面白そうな著書、「構造改革の先を読む」が出版されているので読んでみました。

日本株式、特に個別株に投資している僕としては、変な投資本より楽しく読めました。

 目 次
 第一章  日本の生産性は上げられる
 第二章  進展した企業の「構造改革」
 第三章  「株式の文化」への変貌
 第四章  米・中経済動向と原油高騰の影響度
 第五章  外国人投資家はどう動くか
 第六章  政策は投資チャンスの源泉
 第七章  成長企業が出てくる有力分野
 第八章  私の株式投資ルール

特に僕が勉強になったところは、第一章、第四章、第五章、第八章になります。


第一章 日本が抱えている労働人口の低下について書かれています。出生率の低下等により将来の労働人口に不安があるわけですが、生活水準を下げない為に、労働力が必要とささやかれています。

移民や、シニア層の参加、女性の労働参加は、進むでしょうが、それだけでは不安な状況に変わりませんが、
日本には「技術革新」が期待できます。特に製造業等に関しては、1人当たりの生産力は上がることが考えられるそうです。
苦境になった時、日本は技術力の向上で切り抜けて来ました。もう一段、向上しないと日本の生産力、生活水準が下がる事が予想されます。非常に困った事ですが、今まで以上に研修者や技術者の活躍する出番ですよね。
IT技術と連携し、技術革新コスト削減により、労働人口の不足は補えると期待出来そうです。


第四章 アメリカは、ほんと厳しくなってきそうな感じです。赤字の財政状況が重く、今後の成長に影を落としているようです。2005年に出版されている本で、当時から不安な見通しを立てているので、サブプライムなどが公になった現状を考えると、状況はさらに深刻になっているような感じがします。僕としては、大手金融機関、保証保険機関(モノライン)のサブプライム問題の損失規模が判ってから投資しようと思います。
底を打ってからになるでしょうが別に遅くはないと思と思っています・・・・。
積立投資ができないお財布なので、深く考えずに成長が見える限り投資しようと思っています。


第五章 簡単に書きますと、外国人投資家さんは、

   日本市場に非常に興味を持っている。
   新興市場に非常にガッカリしている。
   円高円安と言うことでは売買しない。
   グローバルな企業が好き。

長期投資をする上で、大きな値上がりを狙い新興市場に投資するより、買う時は買ってくる外国人投資家の方の狙う銘柄をじっくりと持つ方が精神的に楽な面はありそうですね。
頭の片隅に入れておき、そう言った事も踏まえて銘柄を見るようにしておきたいと思います。


第八章 フェルドマンさんが投資の10戒を上げておられるのですが、バリュー投資ですね。素直に参考にさせて頂きたいと思います。

  1. 損切り限度を守ること、りぐいの目処を決めること
  2. 不均衡を探すこと
  3. 資産を分けて、損をしてもいいお金で投資すること
  4. 勝つ自信が高くない時には投資を開始しないこと
  5. ニュースに対する市場の反応をみること
  6. 全ての情報を話半分と受け止めて、確認すること
  7. 理解できない会社には投資しないこと
  8. 不人気の時に買うこと
  9. 次を常に考えること
 10. 自分はどこかで間違っていないかと謙虚に考えること