かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

敗者のゲーム なぜ資産運用に勝てないのか

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■ 読んだ本:  敗者のゲーム〈原著第6版〉 (日本経済新聞出版)

前に読んでいましたが、再度読み直したので目についた所をメモメモ・・・・。
相変わらず良い本というか、クールな感じで好きな本です。

 

P.78より 投資収益率の歴史を見ると、いくつもの研究で証明されているように、次の三つの特徴が見いだされる。
(1)平均収益率を見ると、普通株は債券より高く、債券は短期資産より高い。
(2)1日、月次のの収益率の変動幅を見ると、普通株は債券より大きく......
(3)ある一定期間の収益率の変動幅は、測定機関が短くなるとひろがり、長くなると縮小する。すなわち、平均収益率は長期的に平準化したがる。

もう一つの明らかな特徴は、普通株収益率の年ごとの変動範囲が、その年平均収益率よりはるかに大きいことである。「普通株は平均収益率9%で回る」---と言うのはナンセンスである。これは不正確で、誤解を招く言い方である。過去50年間で見ると、実際の収益率はマイナス43%とプラス54%の間にあった、と言う方がはるかに良い。収益率の幾何平均は9%であるが、実際の収益率の分散度合いを示す標準偏差は平均の上下約22%なのである。そして、この個々の収益率がどういう順序で現れてくるかはまったく予想できない。

これは昨年が本当にそうでしたね。僕としては期待リターンと言う言葉を頼りに対処を怠ったと言うか、ちゃんと考えなかった所があります。 資産運用は大きく損をしない事も大事なので今後も考えて行きたいところです。

P.166より これに関して、ジョン・ボーグルのアプローチが参考になる。彼はまず。株式投資のリターンを「基本的リターン」と「投機的リターン」とに二分する・「基本的リターン」とは、すでに見たように現在の配当率と毎年の収益の伸び率の和である。「投機的リターン」とは、収益と株価の比率。つまりPERの増減を指す。

詳しく読んでみたいです。本で出ているのでしょうか?

 

P.173より われわれは過去に貯蓄した資金を投資するわけだから、投資よりもまず節約し貯蓄することが先決である。貯蓄の最大の特徴は、自分で目的を設定し、しかも実現できると言う点である。

ここ何年かコスト見直しを色々としていますが、やはり節約・貯蓄が資産運用の基礎ですよね。これからも頑張って行きたいと思います。
関連記事:資産運用の見直し [まとめ]

 

P.186より 言うまでもなく、死はあらゆる人にとって究極の現実である。しかし、投資家としてそれにこだわりすぎてもいけない。たとえば、もし資産の大部分を遺産として子供に残すならつもりなら、仮にあなたが現在70代ないし、80代であるとしても、家族という単位で考えると、十分長い投資期間をとることができる。したがって、「お年寄りの場合は高い利息収入と元本維持のために債券投資をすべきだ」と言った助言は必ずしもあてはまらない。

これは確かにそう言えばそうですね。 相続する人達が許容できる範囲内でリスクを負えば良いと思います。そのためには金融の教育って言うのがますます大事な時代になっていきますね。僕もガンバらなきゃです。

 

と、こんな感じで付箋貼った一部を起こしてみました。 ほんと投資って自分がしっかりとしなくちゃいけないんですね〜。
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