海外ETFの良い点、悪い点を簡単に書いてみたいと思います。詳しい説明はリンクを貼っていますので、そちらをご覧頂ければと思います。。 楽天証券やSBI証券で扱っている海外ETFは簡単に分けると3種類になります。株式、債券、商品の指数に連動したETFになります。
1. リスクの分散
特に外国株式や外国債券とは、相関関係が低いのでリスクを分散させるメリットがあります。この分散という点ですが、日本株式と各商品の相関係数はある程度の期間検証されています。
国内債券 | 外国株式 | 外国債券 | 新興国株式 | 新興国債券 | 米国REIT | |
日本株式 | 0.04 | 0.30 | -0.08 | 0.41 | 0.36 | 0.17 |
簡単に説明させて頂きますと、"1"に近づく程、同じ動きをする確率が高い事になります。
"0"になると動きに連動してない、"−"になると、逆に連動しやすくなります。
株式と、日本債券を見ますと、"0.04"となっています。日本債券は、ここ数年約1.0%で推移しているので、株式が上がろうが下がろうがずっと固定されていますので、連動性が非常に低い"0"に近い数字となっています。
「日本株が下がっても、外国株が上がり資産が減りにくくする。」と言ったリスクを分散させ、リターンを確保できる資産運用をしやすいメリットがあります。
2. 長期的な手数料の安さ
第2のメリットととしては、信託報酬の安さです。外国株式インデックスを少しまとめているのですが、信託報酬が平均約0.9%となっています。同じ指数に連動した、MSCI KOKUSAI(TOK)になると、0.25%しか掛かってきません。
購入時の手数料は海外ETFの方が掛かってきますが、長期的にみて信託報酬の差はリターンの差に繋がりますから、大きなメリットです。特に同じ指数を採用しているので大きなポイントです。
3. 運用会社は外国企業です。
デメリットとしてあるのが、証券会社が勝手にやってくれない点になります。
手軽に買えるのが株式や投資信託です。一般的には特定口座いれて運用されていると思います。売却益などに対する税金は解約した時に証券会社が、勝手に申告納税してくれます。損が出た場合は、取引報告書を添付して終わりなので、非常に簡単です。
ですが、海外ETFは特定口座に入れることはできませんので、確定申告が必要になってきます。分配金も米国で10%、日本で10%(現在優遇期間、通常は20%)と取られることになります。こちらも申告(外国税額控除)によって還付が可能です。
※ 配当金額が多い方(38万円以上)は納税額が変わってきますので、注意が必要です。
上場廃止等がありますが、これは日本のETF等でも同じ事が言えます。時価総額が小さいETF(10億円未満)を避けておくのが良いと思います。
ですが、やはりリスクもある訳なので、ゆっくり考えて、楽しく検討頂ければと思います。
オススメリンク
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