かえるの気長な生活日記。

FP会社勤務のへっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。

外国債券があってもいい人、なくてもいい人 (1)

今回は、Fu-Fu ★SECOND LIFE STORY★のコータローさんにお会いした時にプレゼントして頂いた、『チャールズ・エリスが選ぶ「投資の名言」』に、債券と現金について面白いことが書かれていたので自分なりに答えを出してみたいと思います。

"債券"と"キャッシュ"、どちらが大切か

それに答えているのが、『リスク〈上〉』を書いているピーター・バーンスタインです。(ずーっと読まなきゃと思いつつまだ手に取れていません・・・・。)

その答えに僕もちょっとびっくりしたのですが、必要なのは"現金"、無視されるべきは"債券" という答えが書かれていました。
なぜ債券が不要なのか3つの理由が書かれていました。

  1. ほとんどの場合、債券の期待収益率は株より低い。保有期間が長ければ長いほどそうである。
  2. 債券と株のリターンは同方向に動くため、分散投資の効果が薄れる
  3. 債券はマイナスのリターンをもたらすことがある(キャピタルロスが利息収入を上回る場合)。現金には(少なくとも名目上は)このような危険はない

で、こう続いています。
債券価格が上がるときには株も上がる。この時、債券が株よりも高いリターンをもたらしているのではない限り、債券がポートフォリオ全体のパフォーマンスに貢献するのは、債券が上昇し。株は下落しているような、例外的な期間だけである。

債券を組み合わせるのであれば、現金の期待リターンの低さを補うレベルまで、代わりに株の比率を増やせば良い。現金がマイナスリターンをもたらすことはない以上、リターンの変動幅は債券を組み入れたポートフォリオと比較して上がることはない。

例えば、株:60%、債券:40% の場合と、株:75%、現金:25% の場合、リターンは債券"0"の方が高い。しかもリスク水準は同程度になり、債券"0"の方が良い結果が半分以上の64%という結果になった。
との事です。

ただ、これはアメリカでのデータなので、日本だとあてはまらないかもしれません。


アメリカの考えは日本でも通用するのでしょうか?

そんな訳で、まずは年金さんのデータから相関係数などを抜き出してみます。(相関係数とリターンやら)

 国内債券国内株式短期資産
国内債券1.00  
国内株式0.151.00 
短期資産0.45-0.011.00

確かに、現金と株式の間にはマイナス相関があり、債券と株式の間にはプラスの相関があります。これは、アメリカでも日本でも同じようです。
では、実際にポートフォリオを配分したときには、どうなるんでしょうか?


年金さんのデータがありますので、計算してみました。
 株:60%、債券:40% 期待リターン 5.50% リスク 13.85
 株:75%、現金:25% 期待リターン 5.34% リスク 16.71

となり、債券"0"の方がリターンが下がり、リスクは大幅に悪くなる結果となり、バーンスタインの考えは当てはまらないことが判りました。
まぁーそれだけ、日本の国債はリスクが低く、現金とのリターンの差がなかったので、このような結果になったようです。

で、僕なりに考えてみました。 じゃー"外国債券"と現金って考えたときはどうなるんだろう?って事が次の問題です。

外国債券があってもいい人、なくてもいい人 (2)