僕が色々とサービス使っている、はてなが米国から京都への移転で色々と話題になっています。
【プレスリリース】株式会社はてな、本社を京都に移転、ものづくりの拠点を結
米国から京都へ はてな近藤社長の真意は (1/2) - ITmedia News
特に僕の中で、はてなブックマークは欠かせないwebサービスの一つとなっています。
はてなさんにはこれからも頑張って欲しいので、規模を大きく成長していくには、資金調達という事は避けて通れないと思います。
なので今回は、自分の勉強がてら勝手に良い資金の調達方法を考えて見たいと思います。
資金調達となると基本的に、株式か負債での調達になると思います。
株式を上場することによる資金調達
やはり、返済と言う負担はない方が良いと思うので、株式の上場による資金調達が出てくると思います。同世代のIT企業としてmixiやドリコムはその手段を選びました。
ですが、資本コストという面で考えると、IT企業には株主からの期待度は高くなっておりPERも高めで推移しています。そうなりますと、株主資本(株式)コストが高くなり、WACCが高くなってしまいます。WACCの上昇は将来の企業価値を高めるのに負担(重荷)になってきます。
資本コスト
WACCが割引率になる
あと、上場することにより余計な負担が出てくると思います。せっかく今まで築いてきたはてならしさが無くなるとしたら残念です。資金を得るために企業価値を損なっては本末転倒ですね。
借入による資金調達
では、低金利時代なので、借入に資金調達は良い手段ではないでしょうか。
一般的な上場企業でしたら1%台で資金調達を行っているはずです。
はてなの運営を見ていますと、ある程度の営業CFは確保できていると思います。あとは有能は金融関係者を引き連れて借入すれば良いと思います。
ですが、銀行側からしたらIT企業というくくりだと思うので、大規模な調達は金利の上乗せを要求するでしょうし、返済期間を短くしてこられては、投資できにくい状態になってきますので、
株式を期待しない相手と、シナジーのある企業に発行する
銀行による借入も増やしすぎては行けないとなったので、やはり株式の発行による資金調達は必要な気がします。
市場での調達は期待度が高いので、企業価値が損なわれそうです。
そうなって来ますと、期待度の低い企業に発行し調達するのが良さそうです。
ベンチャーキャピタル会社などなら、すぐに引き受けてくれそうですが、期待リターンを要求しますし、上場などがセットになって来るでしょうから却下です。
mixiやドリコムなどは、提携のあったサイバーエージェントなどに発行していますが、こちらも上場によってさっさと売却しその後は提携さえもしていないようですので、もちろん却下です。
ある程度の資金を持った企業では、リターンを要求してくるはずなので、良いパートナーとは言い難いかも知れません。
で、素人の僕が思いつくのは、
- Google:サービス面ですでに提携していますし、最近では投資会社になっています。
- Amzon:こちらも提携していますし、競合相手でもないので良いのではないでしょうか。
- HPやDELL:機械の事は判らないのですが、規模が大きくなるにつれServer信頼度を維持するのも大変なはずです。こちらも相乗効果もあるのではないでしょうか。
- Yahoo Japna:少し曲者ですが上手く行けば非常に効果があると思います。ですがあまり似合わないような気がします。
- 任天堂:はてなは少し閉鎖的なところもありますが、DSやWiiと組む事は非常にメリットあるのではないでしょうか。任天堂としては、はてな村みたいなのは、結構あうような気がしますし、なんて言ったって、キャッシュはリッチです。
しかも、欧州やアメリカにもゲーム機器としては強い面を持っているので非常に可能性が広がりそうです。スマブラにしなもんが出てくることを期待しましょうか。
というか、「任天堂のようになりたい」と目指しておられるようですが、利用して大きくなると言うもありではないでしょうか。
はてなは、上場を急がなかった事で、実績と企業としての信頼を充分に積み重ねて来ていると思いますので、あとは良いファイナンス(資金調達)をして、もっと成長して欲しいと思います。
これからもはてなを応援していますので、そんなお話を勝手に待っております♪