すこし前に面白い本を読ました。
『学力の経済学』という本なんです。 勉強させるのにモノでつっていいのか? テレビやゲームは悪影響があるのか?などなど、気になる子供の勉強についての疑問を、統計データや実験データより判りやすく解説してくれています。
あくまでデータを紐解いてなので必ずも正しいとも思っていません。
しかし、再現がまったくできる気がしない、状況が違いすぎる家族の子育て論よりは、はるかに有益に感じました。
また、思い込みで"もやもや"しながら「勉強しなさい」と言うのは、親にとってもストレスと言うか負担なので、例えば"モノ"で釣っても良いと言うなどは心強いデータ・実験結果でした(釣りすぎ注意ですが)。
教育という非常に難しい環境のことなので、ほとんどがアメリカのデータです。 実験できないことについては、自然実験と言って偶然のようなものを利用して分析するなど、しっかりと教育についての分析が進んでいるようです。
投資のデータなどもそうですが、アメリカはずいぶんと先に行っていますね。
さてわが子は、どんな風に得意分野を伸ばして、不得意の分野を乗り切って行ってくれるのでしょうか。
この本で解消できるとは思いませんが、"もやもや"が少しすっきりした一冊となりました。
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