さて、ニッカトーから少し悩ましいIRが出ていました。
内容は、設備投資を行うにあたり、協力会社3社から株式を発行し資金を調達するとのことでした。
・調達金額は 約6億円
・発行株数 70万株(1株850円)
・約6.1%の希薄されてしまう。
・発行から2年以内は売る場合は報告の必要がある。
条件自体は、現株価と同じ程度の発行内容ですし、売り圧力に繋がるとは思いません。
現金は16億円保有していますし、有利子負債は7億円程度、株主資本比率は70%となっています。
現金と借入等でもできたと思いますが、安定株主を強くするのと、企業の提携を強くしたかったようです。
3社の内2社は、増収増益傾向なので、効果はありそうですかね。
ただ、やはり6.1%の希薄化は少し嫌な感じがします。
今期予想で見てみますと、EPS 74.9円が EPS 70.3円となります。
こう言った増資はできれば、前向きに捉えたいと思っています。
というか、捉えて良いのでしょうか?
さんざんコストについて悩んできましたが、このようなIRがでると判断が鈍ります......。