かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

成長しない企業として見る。

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企業の将来を利益を予測し企業の現在の価値を算出するのがDCF法だと思うのですが、予測は難しいので、じゃ〜予測しないのもアリなようです。

さて、先日株の学校のヒロトさんと企業の分析仕方についてご教授頂き、vbさんの大迷惑 | 企業価値分析を見て、一番低く見積もった企業の価値を算出できた気がするので、書いて色々批判を受けてみようかと♪

 

 

DCF法は、非常に企業の成長の見方が難しいため、僕のレベルではハッキリ言って上手く使いこなせないような感じです。

なので、 予想しない範囲で出しちゃえと言うことです。

 

はっきり言ってWACC次第の価格なので、一応の目安として行きたいと思っています。

とりあえず、永続成長率を "0%" にしちゃいます。

 

 

最近、少し価格が下がってきている、9824 泉州電業で算出してみたいと思います。

 ・NOPLAT 平成18.10月期 5,360百万 5,360×(1−0.40)=3,216百万

  ・純資産 22,361百万

  ・有利子負債 500+14+0=514百万 

バランスシート
NOPLAT 平成18.10月期 5,360×(1−0.40)=3,216百万
純資産 22,361百万
有利子負債 514百万
現金等 3,934百万
WACC 6% (いい企業だと思うので)
EVA 3,216−22,875×6%=1,843

 

残余価値(残余価値とは収支予想期間の最終年度での会社の価値)←この予測が難しい。

ですが、これを予測しないと言うことは、前年度の決算の数字を使用しています。

 

残余価値 = EVA×( 1+永続成長率 0% ) ÷ ( WACC 6% − 永続成長率 0% )

     = 1,843 ÷ 6% = 30,716

 

これを現在価値に割り引くと最低価値がでると思います。

NPV = ( 30,716 ÷ WACC 6% ) = 28,977

 

最低株価 = ( NPV+現金−有利子負債 ) ÷ 株式数

     = ( 28,977 + 3,934 − 514 ) ÷ 10.8百万株

     = 3,000円となりました。

 

 

さて、お次は大迷惑のvbさんの会社四季報を見ている人の最低価値を算出してみようかと・・・・。

※ 設備投資のお金等は面倒くさいので、変化なしで算出です。

 

四季報の予想
四季報の予想 平成19.10月期 平成20.10月期
売上高 80,000 82,000
営業利益 6,000 6,200
NOPLAT 3,564 3,683
ここから予測
ROIC 14.1% 14.5%
EVA 2,050 2,156

 

残余価値 = EVA×( 1+永続成長率 0% ) ÷ ( WACC 6% − 永続成長率 0% )

     = 2,156 ÷ 6% = 35,933

 

これを現在価値に割り引くと最低価値がでると思います。

 

NPV = ( 41,982 ÷ WACC 6% ) = 35,483

35,933+1,843+2,050+2,156=41,982

 

最低株価 = ( NPV+現金−有利子負債 ) ÷ 株式数

     = ( 35,483 + 3,934 − 514 ) ÷ 10.8百万株

     = 3,602円となりました。

 

いますぐ、泉州電業を売却した事業の最低価値は、3,000円というとこでしょうか。

で、2年後までは事業は成長すると四季報で予測した泉州電業の価値は、3,600円となりました。

 

特に最低価値は、FCFの成長率も考慮していませんし、売上げ等の成長も見込んでいないので、非常に低く算出されていると思います。

 

という事は、泉州電業って結構割安?