ちょっと図の練習中なので、あまり気にしないでください・・・・。
株主資本比率(株主なので、自己資本ではなく株主資本で覚えるようにしています。)って投資の目安と言うか、低すぎないかをチェックしているのですが、投資対象の株主資本が向上していれば、嬉しいですよね。
ですが、向上したからと言って良いわけではないんです。
なので、決算短信を見て素早く判断でき、、少しでも理解できるようにできればと思っています。そんな訳で練習がてら簡単に図にしてみました。
株主資本比率=株主資本*1÷(流動資産+固定資産)*2
*1 自己資本=純資産
*2 流動資産+固定資産=総資産「資産の部」の合計額
左側については、企業に変わってきますが、一般的に順調に伸びている企業は右側の利益剰余金の項目が積み上がって行きます。
できれば、何年かに渡ってこの株主資本の部分が大きくなっている企業を選びたいですね。
利益を蓄積すると、組み合わせて改善していると、効果が大きくなります。
不要な資産などの売却(固定資産の圧縮)、借入の返済(流動負債、固定負債の圧縮)によって、総資産に対する株主資本の割合が大きくなっています。
ずうっと儲ける企業を見つけるのは難しいと思います。景気には波があるので、バランスシートを健全に保つ事によって、次の利益がでる時期に、利益の出やすい体質になっている事を期待したいですね。
※ 注意としては、金融機関に心配されての、無理な健全化や過度な返済などには注意したいですね。
一見、良いような感じがしますが、株主に取っては大きな問題になります。
企業サイドから見れば、流動資産が増えますし、純資産が増えていい感じですよね。
ですが、株式を発行して資金を調達するので、1株利益が減少するので、PERの上昇が考えられます。その他にはWACCの上昇に繋がるかも知れませんし、配当に関しても1株配当を下げなければ、配当額は上がりますし、下げれば利回り面で売られる事もあります。
増資が悪いことではないですが、理由をちゃんと見極めて、投資するかを考えた方が良さそうですね。
■関連エントリー
株主資本比率について少し考える
ROE (株主資本利益率) (1)