かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

直販投信にたりない何かを考えてみました

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さて、おらが町ファンドの3社(かいたく、らくちん、おふくろ)が合併ということになり、ファンドの方向性について、ブログやTwitterで色んな意見をみかけます。
やはり多いのは、「特徴を出して欲しい!」という意見が多いように見受けられます。

で、ちょっとその特徴について、僕も自分なり(お話して影響されたところもあるんですが...)にも書いてみようと思います。

まず、直販投信の多くは株式型のアクティブファンドです。
運用方針などに魅力はあると思いますが、"身近なファンド"、"口コミなどで広がるファンド"としてはちょっと疑問を感じるところもあります。
直販投信に投資をされている方の中には、投資をはじめてって方も結構おられるようなんです。この金融危機でははじめての方をふくめ多くの投資家さんが不安を感じられたのではないでしょうか。僕も不安でした。

投資をがっつりされておられる方や、リスクやリターンの意味、株式と債券の違いなどをわかっておられる方には、株式ファンド一本でのアピールでいいのかもしれません。
ですが、多くの投資家、投資信託を活用されて資産形成って方に株式ファンド一本で、すすめていいのでしょうか?

アセットアロケーションが資産運用の約8割を決定する」という面は確かにあると思います。運用会社の方もそれは認識されておられるのではないでしょうか?
で、直販投信の中には、現金の比率をあまり調整しないファンドもあります。僕としては"長期につきあえるファンド"を目指すのであれば、ほったらかしにできるように『現金⇔株』の調整をして欲しいと感じます。

ですが、それをしてくれないってことは、自分たちでなにかの対策をしていかないと行けないってことですよね? セミナーでもよくそう言った質問がでたりしますが、やはり「ご自身でリスクの調整を」って答えが返ってきています。

うーん...ちょっと都合がいいというか不親切な気もします。
それならば、いっそ債券のファンドも用意して、株式のファンドと債券のファンドを用意して、リスクを分散しての投資をアピールしてもいいのではないでしょうか?
あくまで、利益を生み出す株式、成長が期待できる株式でのファンドっていうのも判るんですが、顧客が求めていると思われるファンドを用意してもいいのではないでしょうか。 株式のサポートができるファンドを用意してもいいのではないでしょうか?

直販投信の後発組としては、セゾン投信が純資産総額260億円をこえて、頑張っています。これは"セゾン"というネームバリューもあるかもしれませんが、はやり安定した運用、株式と債券を組み合わせ"ほったらかしにできる投信"ってところが受け入れられているのも大きいのではないでしょうか。

投資の勉強:投資のはじめ方 −何に投資する?  (さん、さんありがとうございます!) によりますと、株式30兆ドル、債券90兆ドルとなっています。
単純に世界の時価総額と比べる訳にはいきませんが、やはり債券のファンドの需要をあるはずです。インデックスファンドを見ても、債券は必要とされているのがわかるのではないでしょうか。 インデックスファンド

あくまでこれは一つの提案ですが、資産運用って視点で顧客のほうにもうちょっと目を向けていただくと、そこに運用ビジネス、お客さんと向き合えるチャンスはあるのではないでしょうか?