以前も算出したのですが、日本市場のリスクプレミアムを算出してみたいと思います。
※一つの目安として見て頂ければと思います。
2008年11月 世界のどこが? 日本は安い?
2010年07月 日本市場は割安なのだろうか?
10年7月の時にくらべて、予想PERが低くなっていますので割安感は高まっているようです(企業の収益が徐々に戻ってきているので)。
しかしこの震災によって、GDPが0.5%程引き下げられることになりました。
ゴールドマンのアナリストは29日付のリポートで、2011年度(11年4月−12年3月)の日本の国内総生産(GDP)の成長率予想を0.7%とし、従来の1.3%から下方修正。一方、12年度の予想は2.5%とし、これまでの2.1%から上方修正した。
米ゴールドマン:11年度の日本のGDP予想、0.7%増に下方修正 (1) - Bloomberg.co.jp
「割安だから買いなのか?」と言われますと、注意が必要だと思います。 割安には違いないが、不確定な要素が大きすぎるために、リスクを取りに行く人がいない結果、割安に見えるのかもしれません。
震災後には76円という円高になりました。
しかしすこし長い目で見たときに、日本の財政の悪化、一方で海外の先進国などには、金利上昇が話題にのぼりはじめています。
なんとなくの予想ですが、少し円安という考えもあるのかもしれません。 大変な時勢ですが、しっかりと変化のパワーを復興に活かして欲しいと思います。