ちょっと気になるデータ、金融広報中央委員会の集計結果を見ていて、考えさせられるところがありましたので抜粋してみました。
『金融機関を選択した理由』に対するアンケート項目の集計なんですが、いやー、自分のことも含めもっと金融リテラシーを高めていきたいなーと思える結果でした、
各種分類別データ(平成22年) — 家計の金融行動に関する世論調査:知るぽると
多くの人にとって金融機関=銀行になるんだと思いますが、そこを選ぶ大きな理由として、預金金利に差がないからお金を置いておく場所として、「近いから」「全国的だから」などの理由から選んじゃっているのでしょうか。
あと、「銀行の健全で・・・」 の項目、いや〜健全と言えるところって少ないような気がするんですけどね。
そして、僕としては以下の項目に着目して金融機関を選んで欲しいと思います。
- 7.2% インターネットによるサービス・取引などが充実しているから
ネットからですと、手数料が安い、家からできる(混雑しない)などなど、メリットが多いので、ぜひ活用して欲しいと思います。 - 1.9% 金融商品の品揃えが豊富で選択の幅が広いから
多くはなくてもいいんですが、複雑な商品・理解できない商品でないこと、そしてコストがどうかもチェックして欲しいと思います。
ポイントさえ抑えれば商品が多いのは、そう悪いことではないと思います。 - 2.6% より収益性の高い金融商品を販売しているから
期待してないんでしたら、なぜ分配金目当てのファンドに行っちゃうんですか・・・。 窓口におられるかたは、相談員ではなく営業員ですよ。 - 9.0% 各種手数料が他の金融機関より割安だから
その分、金利が預金金利が低いのかもしれませんし、お給料が高いのかもしれませんね。 ひがんでごめんなさい。 - 3.0% 金融アドバイザーとしての相談窓口が充実しているから
いないと思うのでしたら、不用意に行っちゃ駄目と思うんですよね。
あと、金融機関にFPってはいるのでしょうか。 うーん、商品を扱わないファイナンシャルプランナーもおられるので、そちらも活用して欲しいところです。
上の項目ですが、年収別に見てみますとちょっと差が出ていることが見て取れるかと思います。
「貯蓄から投資」と言われていますが、その前に貯蓄の部分をうまく活用して金融機関と賢く付き合うことが大事かと思っています。