今回は、以前に投信ブログで少し話題になっていました、ピクテのインデックスファンドシリーズをちょっと取りあげてみたいと思います。
単一国に投資するインデックスファンド、そして信託財産留保額が少し高めに設定されているファンドということで注目しておりました。
信託財産留保額とは、簡単に言いますと販売会社へではなくファンドに払う手数料です。 たとえば、ファンドを解約するときには銘柄を売って現金を用意するわけですが、その手数料は誰が払うのでしょうか? その手数料にあたるのが信託財産留保になります。 既存の受益者に無駄なコストを負担させない仕組みと思っていただければと思います。
- ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ−ブラジル株
連動指数 : ボベスパ指数(円換算ベース)
信託報酬 : 年率0.945%(税抜0.90%)
信託財産留保額 : 追加設定時2.6%、換金時 0.6% - ピクテ・インデックス・ファンド・シリーズ−中国H株
連動指数 : ハンセン中国企業株指数(H株指数)(円換算ベース)
信託報酬 : 年率0.945%(税抜0.90%)
信託財産留保額 : 追加設定時0.4%、換金時 0.4%
しかし、設定から1年半近くになるのですが、正直実質コストまで見るとなかなか厳しいように感じますいかがでしょうか。
保管費用にすごく費用がかかっているようなのです。 あらためて新興市場への投資というのは、気をつけないといけないポイントが多いようですね。 ブラジルに投資した場合、初年度に 5%取られていることになります。
あと少し気になるのが、売買高比率の高さでしょうか。半年分なので2倍していいものなのかわかりませんが、一般的なインデックスファンドが年間で0.3程度と言われていますので、ちょっと取引が多いようです。
個人的には良い仕組みのファンド思っているのですが、もう少し様子を見たいところです。