かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

Q,リバランスした方がいいのでしょうか?

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相場の状況もあるからでしょうか。 DC(確定拠出年金)の相談でリバランスについて質問を複数受けたので、僕なりの答えを書いておこうと思います。

Q,暴落しているのでリバランス、良いタイミングではありませんか?

タイミングの事を聞かれるのですが、特に確定拠出年金の場合は「気にしないようにしてください」とお伝えしています。
下の図は、2/19にリバランスの注文【国内債券 ⇒ 外国株式】の画面です。

商品を売却して、1週間後に新しい商品を購入することになります(SBI証券は他社より1日多く掛かります)。
売るときのタイミングは、もしかすると計れるのかもしれませんが、一週間後の安いタイミングまで計ることは無理ではないでしょうか。
ですので、僕としては出来れば、あまり相場の激しいときではなく、少し落ち着いてからでも良いと思っています。

物の現金での売買とは違い、投資信託は現金化にするのに時間が掛かってしまいます。
さらに一般的な運営管理機関の場合、午前に注文すると当日の注文となりますが、SBI証券では、午前に注文したとしても翌営業日の注文となります。

DC2.png


Q,リバランスはいつも12月にしていますが、今してもいいですか?

リバランスを12月と決めているのであれば、「答えはNO」としかお答えしにくです。 将来の見通しはわかりませんので「たられば」よりも、ルール通りにする方が大事だと思っています。

リバランスには、大まかに分けて2つの方法がある
【定期型】これは一年に一度、半年に一度など、リバランスをする日を決める方法です。
【乖離型】これは、決めている資産の配分から、プラスマイナス10%以上ずれてきた時(乖離時)など、ズレが生じたときにリバランスする方法です。

どちらが良いというのはわかりませんが、僕個人としては「乖離型」の方が好みでしょうか。理由は2つあります。
以前、イボットソン社に【定期型】【乖離型】のリスクリターンを算出していただいたんです(会社がお金を払ってなんですが)。
リスクが小さく、リターンが向上するリバランスのタイミングですが、
定期型は3年毎のリバランス、乖離型は15%以上乖離が出た場合のリバランスが良さそうと言う結果になりました。
※定期型の場合、1年毎でも目を見張るほどのリターンに違いはありませんので、
 定期型で1年毎を推奨しています。

自分がもし相談をする場合を勝手に想像してみました。
乖離が大きくなるという事は、いずれかの資産が、絶好調か絶不調とう事になります。
相談側としては、1年に一回リバランスだけではなく、相場が絶不調か絶好調の時にも相談したくなるかもしれません。 そのたびに相談料を払うのはどうでしょうか?
大きな乖離がおきた不安なときに方針の確認する方が、非常に効果的だと感じています。

積立しながらとなりますと、安い資産もしっかりと購入(積立)するので、大きな乖離がおきにくいのが現状です。
ですので、確かに相場があれているかもしれませんが、落ち着いて頻繁なリバランスだけは避けて欲しいと思います。