少し前に、やっと井手正介さんのバリュー株投資は「勝者のゲーム」!を読み終えることができました。 色々と考えることが多くページが進みにくかったです・・・
僕にとってなかなか刺激的な内容で、簡単に言いますと「インデックス投資も良いけど、それ以上にバリュー株投資も良いよ」と言う内容です。
インデックス投資とバリュー投資、両方ともの投資スタイルを採用しています。 読んだ結果、バリュー投資をこれからも続けようと思い、なおかつインデックスへの投資イメージも随分と固まりました。
学術的・ファイナンス的にって意味ではないです・・・。 そこまだまだと感じています(汗)
日本市場の中で100万円を運用するなら、バリュー投資は「勝者のゲーム」かも知れない。
限定条件をつけています。
【日本株のインデックスファンドに一括】vs【バリュー投資】と言う条件だけなら、素直に「そう思います!」と言いたいです。
しかし、当ブログを読んでくださっている方の多くは、積立てや毎月ではないかもしれませんが追加投資をされておられると思います。 そう言った方々には、僕としては「どっちも良い投資方法ですよね。」という答えに落ちついてしまいました。
その理由は、
日本市場は長く停滞していますが、成長している企業は多いので、個別投資は有利かもしれない。 しかし市場の停滞は、積立て・追加投資にとっては逆に好材料(将来上がると考えるならば)ですので、日本市場への投資も有利かもしれない。と言うことです。
左図は、2008年からのTOPIXと積立て投資の比較なのですが、暴落を経験しても市場との付き合い方で、随分と結果が変わってくるのです。
さてバリュー投資に話を戻しますと、大事な式の再確認ができました。
内部成長率=ROE×(1−配当性向)
ROEが高い企業に注目もしていますが、それだけじゃ少し足りなかったと反省・・・
当たり前ですが、配当は投資家の手に渡るわけですから、内部の成長には回りません。 それを割り引いて考えないとですよね。 もし、自分がその企業の成長率のように運用できれば、割り引かなくてもいいと思いますが、僕にはそんな自信はありませんので・・・
ですから、「内部成長率で収益の割安度」、「配当利回りで下落リスク」というようにしっかりと分けて考えていこうと思います。
とりあえず、個別株に入りこみすぎないように、バリュー投資をがんばっていきたいと思います。