かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

SBIアセットマネジメントへ訪問しました!

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低コストなファンド「EXE-i」シリーズこんにちは"かえる"です。 運用会社へ訪問をしてきましたので、そのレポートをお届けしたいと思います。

今回はSBIアセットマネジメント株式会社に訪問して、新しく設定された低コストファンド「EXE-i(エグゼアイ)」シリーズについて、代表取締役:木暮康明さんに詳しくお話を伺ってまいりました。
信託報酬がすごく低く設定されている、投資家にとって魅力的なファンドではないでしょうか。

EXE-iファンドシリーズ
 投資対象信託報酬予想される
信託報酬
EXE-i 先進国株式ファンド先進国株式0.2415%0.3514%
EXE-i グローバル中小型株式ファンド世界の中小型株0.274%0.5155%
EXE-i 新興国株式ファンド新興国株式0.2415%0.4355%
EXE-i 先進国債券ファンド先進国債券0.2415%0.4415%
EXE-i グローバルREITファンド 世界のRIET0.2415%0.5315%

 

設定にあたり重視したポイントはどこでしょうか

木暮さん: EXE-iシリーズは、インデックスファンドではありませんが、運用についてはパッシブ、指数に連動する運用を目指した低コストファンドです。
当初は一般的なインデックスファンドと同じように現物株で組成することも考えたのですが、低コストを実現するには、かなりのファンドサイズ(規模)が必要となります。 しかしながら、すでに低コストで規模も大きく歴史のある他社ファンドがある中では、規模を大きくするのは難しいと考え、ETFを使ったファンドを検討しました。

ETFを使うきっかけは、当社が運用するファンドに、ETFを組み合わせたターゲットイヤー型のファンド『セレブ・ライフ・ストーリー』があるのですが、その仕組みを参考にしました。

かえる: 今までにないグローバル中小型株式・グローバルREITには、日本が含まれていますがいかがでしょうか。
個人的にはグローバル中小型株式ファンドに注目しています。


■ETFをマザーファンドとして活用させていただくイメージ
グローバルREITやグローバル中小型のファンドについては、そもそも"日本を除く"というタイプの米国ETFがないため、日本も組入れたファンドになっております。 日本を除かないことによって、規模が大きく低コストの米国ETFを使えるメリットを優先させました。
その結果、低コストかつ流動性も確保できるので、当社は運用に注力しやすいメリットもございます。

米国ETFの選定・組合せにあたりましては、米国モーニングスターのデータなども使い「コスト」「流動性」を考慮しつつ指数に連動した運用ができるか、かなりのシミュレーションをしました。
低コストを実現するためのポイントとしましては、エクスペンスレシオ(信託報酬)の低さだけでなく、配当をあまりださない点も重要視しました(米国での配当課税の都合)。

かえる: 同じ会社のETF、一本のETFだけでしない理由としましては、ライセンスフィーの問題や流動性の問題から採用しなかったそうです。
流動性・連動性のところですが、規模が小さい設定当初でもETFを採用したことで大口の購入・解約も対応はしやすいようです。 連動性については、月次報告書をチェックしていただくのが良いと思います。



信託報酬などのコストについてはいかがでしょうか

木暮さん: まず信託報酬の引き下げにつきましては、
バンガード社がエクスペンスレシオを引き下げるために、利用している指数をMSCI社から FTSE社に乗り換えたのですが、それと同じように、より信託報酬を引き下げることができるのであれば、利用するETFの変更も考えています。

低コストなファンド「EXE-i」シリーズ

その他費用につきましては、米国ETFを利用するので、売買手数料・保管費用等は現物株での組成に比べ比較的抑えることができるかと思っております。 財産留保額も設定していないのもETFを使っているからこそでしょうか。

しかしながら、設定当初は規模に比べ、売買手数料が割合が大きくなりますので、その点はご注意いただければと思います。
また米国ETFからの配当金についてですが、アメリカ国内での課税分は株式・ETFであっても取り戻すことはできません(機関投資家は無理だそうです)。 ですから、ETFの配当はその分コストとなりますので、配当利回りの低さも重要視しております。

かえる: 設定当初と言うことですが、セゾン・バンガード・バランス・ファンドでも、あまり【その他費用】が掛かっていなかったようなイメージがありました。 SBIアセットの運用に期待しています。
あと「配当金を出す・出さない」は運用会社としては、なかなか頭の痛い問題のようですが複利効果を活かしたいと仰られていましたので、無分配を期待したいですね。



今後の展望をお聞かせください

かえる: まず、SBI証券以外でも買えることを期待しています。 これだけの低コストファンドですので、確定拠出年金でも利用できることを期待しています。
まだ設定されたばかりですが、気の早い話ですが新しいファンドも期待しています。
最後に、個人投資家やブロガー・FP向けに、ぜひセミナー・勉強会を開催していただければと思います。


■ご要望ありがとうございます
木暮さん: 色々なご要望ありがとうございます。 販売会社の拡大・確定拠出年金での取扱については、より力を入れていきますのでご期待ください。
新しいファンドについても、モーニングスター社と協力して考えていきますが、まずはしっかりと5本のEXE-iシリーズを大事に育てたいと思っております。

かえる: お忙しい中、取材を快く承諾していただいたSBIアセットマネジメントの木暮さん、そして予定を調整したくださったモーニングスター朝倉さんに感謝の意を述べて、このレポートを終わりとさせていただきます。 本当にありがとうございました♪

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