日銀短観とは日本銀行が景気の現状と先行きについて企業に直接アンケート調査をするもので、「企業短期経済観測調査」 のことです。
毎年、3・6・9・12月に調査を実施し、翌月に発表されます。
調査は所定の調査票が企業に郵送され、企業が回答するしくみなので、調査の翌月に公表という速報性があり、サンプル数が多く回収率が高いことが特徴です。
なので、日銀短観は企業の業況見通しが集約されているため、市場に比較的大きな影響を持っています。特に大企業製造業の業況判断DIは注目されています。
DIはDiffusion Index(ディフュージョン インデックス)の頭文字です。
これは回答企業の収益を中心とした業況についての全般的な判断です。
設問: 貴社の業況についてどのように判断しますか?
回答: 1、良い 2、さほど良くない 3、悪い
上記の場合、1、良いと答えた割合から3、悪いと答えた割合を引いて求めます。
景気の目安となる大企業製造業が、6月の前回調査に比べて3point上昇の+24となり、景気の回復は続いていると判断されているのでしょうね。
・参考 asahi.com[日銀短観]
この指標がよいと大口のみなさんも元気に動いてくれるということですね。