以前より気になっているいる運用手法の一つに『最小分散ポートフォリオ』と言うのがあります。
ものすごく大雑把にいいますと、リスクの低いポートフォリオは、運用効率は高い場合があるようです。 過去のリターンから将来のリターンは予測できないが、リスクは過去のデータからある程度推計できる。と言うことで、リスクの低い銘柄を組合せてポートフォリオを作るそうです(債券には効果があるとかないとか...)。
僕は、ネット証券専用ファンド「新興国中小型株ファンド」に投資をしているのですが、ファンドでは、最小分散ポートフォリオ最小分散ポートフォリオの理論も使われているようです。
最小分散ポートフォリオ理論については、15年位前から論文などが発表され、本格的な研究が行われています。このような現象が起こる理由は諸説ありますが、私たちが考える仮説は、「株価変動率が高い銘柄は、その企業の予想収益が高めに算定されやすい(株価の値動きが大きいため、過剰な期待を寄せてしまう)」ということです。一般的に、株価は予想される収益を織り込んで形成されます。例えば、ある企業の予想収益を高めに見積もり、実際の収益が予想収益通りであった場合は、織り込み済みということで株価は伸び悩むことになります。また、予想収益を下回れば、失望売りから株価は下落してしまいます。つまり、株価変動率が高い銘柄は、予想収益が高めに算定されるため、リターンが抑えられてしまうのではないかと考えています。 注目のネット証券専用ファンド「新興国中小型株ファンド」の魅力発掘インタビュー | 特集 | 楽天証券
バックデータでも、リスクを抑えつつリターンの向上がみられると出ています。
ただ、低リスクの運用の効果として「下落につよいが上昇に弱い」と言う結果になるようです。 そうは言っても運用する時期によって結果は変わるかと思います。
さて、ファンドの方ですが、新興国のファンドと比較してみました(グラフは2年)。
その他の要素もあるんでしょうか良さそうですねー。
ファンド | eMAXIS 新興国株式インデックス | ネット証券専用ファンドシリーズ 新興国中小型株ファンド |
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トータルリターン1年 | 27.81% | 37.92% |
シャープレシオ1年 | 1.53 | 2.02 |
標準偏差1年 | 18.12 | 18.70 |
でも、信託報酬 1.995%は高いですねー。 もう少しややこしくない運用で、安いファンドないのでしょうか。
お待ちしていますです.....