嬉しい企画にお声掛けいただいたので、東京に行ってまいりました。
SBI証券主催「日本株アクティブファンド対談」ということで、ひふみ投信(レオス・キャピタルワークス:藤野英人さん)と、げんせん投信(ニッセイアセットマネジメント:伊藤琢さん)の対談でした。
実はお二人は、師弟の間柄だったそうです。
最初は、藤野さんが明治大学の先生、伊藤さんが大学生 → レオスでは伊藤さんが社員となり、今ではファンドマネジャーとして共に活動。 きっと、これからもお二人の活躍が話題になりそうな予感がして楽しみにしております。
【げんせん投信】と【ひふみ投信】の想い
さて運用面などを比較してみたいと思います。 僕からは、げんせん投信に3つ質問をさせて頂きました。
下暴落時の運用・分配金について・資金流入について
多くのアクティブファンドと違い、両ファンドに共通している特徴は、相場に合わせて株式の比率を調整するというところでしょうか。「市場が暴落してしまったのでファンドの成績も悪かったです。」というのでなく、下落を抑えつつ収益を得る運用をし、お客さんが安心して長く保有できるようにしたい。そう言う風に感じました。
賛否はあるかと思いますが、ファンドとしてはお客さんのお金を守りながら増やすしていく。という事を重視しているようです。
個人的には、良い相場が永遠に続くとは思っていませんが、なるべくほったらかしにしたいので、ひふも投信・げんせん投信のこのような運用スタイルには期待をしています。
げんせん投信より
分配金については、両ファンドとも出すつもりはないようでした。 少しでも成長につなげていきたいようですが、直面している問題としては、げんせん投信の残高でしょうか。 げんせん投信の方針としては、じっくりと育てていきたいとのことでした。 対面の販売会社と組んで、資金が大きく最初に入り、ただ流出していくだけのような残念なファンドにはしたくない。との事でした。
藤野さんも、日本にはまだまだブランドと呼べる投資信託がないと仰っていました。
ひふみ投信 | げんせん投信 | |
---|---|---|
投資対象 | おもに日本株 | 日本株 |
運用管理費用 (信託報酬)税抜 | 0.98% | 0.95% |
費用面の特徴 | 長期保有還元 | 残高に応じ逓減 |
相場下落時 株式の組入れ比率 | 調整する | 調整する |
げんせん投信も、ひふみ投信と同じく強みは運用チームと話されていました。 ニッセイアセットらしくアナリストがしっかりと揃っており、なおかつ"げんせん投信"の理念も共有しているとのことでした。
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両ファンドとも情報開示などもしっかりしていますので、気になるかたはチェックして欲しいと思います。 僕としても楽しみなファンドに出会えたので、しっかりと追いかけて行きたいと思います。