かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

時価総額が気になるお年頃

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最近、時価総額の小ささについてやっぱり大事なのかな〜と考えているので、自分なりの考えを書いておきたいと思います。ハッキリ言って気になってます。悩んでます。
小型株って安い企業が多いような気がします。PER10倍割れの企業なんてよく見かけます。


市場で買えるのに、なぜ動きがない?

で、時価総額50億円の企業があったとします。この企業が非常に魅力的で手に入れたいと思えば、50%以上の株式を取得すれば子会社にできます。
50%なので、25億円出せば手に入れる事ができます。20%以上確保すれば、持分法で連結会社に組み入れる事ができますので、10億円でも良いわけですよね?

しかも、上場している事によって、決算を開示しなければいけないので、財務の内容が丸判りになります。ライバル会社がみれば、利益率良いか悪いかなんてすぐに判る訳です。美味しい企業家どうかなんてすぐ判断できるはずです。買収懸念がある会社からすると、手の内をばらす感じなのでつらい所だと思います。

中規模の企業などからすれば、この状態っていいチャンスな訳ですよね。上場している事によって非上場の企業より少し割高になるのかもしれませんが、市場で買うことができるので、やり易いと言えばやり易いと思います。
ですが、その動きが無いのがほとんどですよね? 非常に魅力的な企業はあるはずなんですが、その企業を探しあてる技術が僕にはないと思っています

■ 追記
M&Aなどは、難しい問題ではあると思いますので、上記の判断は少し簡単に答えを出し過ぎていると思っています。ただ、それぐらいの緊張感を持って頂きたい!と言う事にさせて頂きます。


小さい企業はやはり安定志向?

なんて言っても、企業が成長するにはお金が必要だと思うんです。ですが、規模が小さいと資金の調達が結構難しいのではと思います。はっきり言って銀行などの言いなりではないのでしょうか。

かと言って株式の発行でと言っても、割安な株式を使って資金を調達しても小さな額しか集めることが出来ません。非常にもったいない気がします。
より多くの資金を集める事ができないので、攻めの経営ができにくい。勢いのある業績にならないので買いにくい。
資金を確保したいので、内部留保を厚くしたいはずです。そうなると配当が魅力的に見えない。配当出せば小さく安定な企業になる。
結果、放置され安い株価が続くのではないでしょうか。


お金がお金を呼んでくれない

お金を持っているのは、外国人投資家だと思います。ですが、あまりそこからは期待できないと思います。国際優良株が好みだと思います。会社四季報見て、外国人の持ち株比率が高ければ魅力的な企業なのかも知れません。

個人投資家を考えますと、特に資金の多くは投資信託に流れています。
ETFやインデックスファンドは規模は大きいですが、もちろんそこからは流れてきません。
小型株のファンドになってしまいますが、50億円以下の企業の会社四季報を見ても、ほとんど見あたりません。これも四季報で投信の比率が5%を越えている企業などはチェックなのかも知れませんね。

で、最後に株式の個人投資家ですが、デイトレのみなさんも来ない、小型はPER高くても成長株の方が人気である。バリュー投資家は基本的にドカーンと買ってこないと思います。非常に日陰になっているのだと思います。


見抜く力が試される

規模が小さくても、良い企業はいくらでもあるんです。
ですが、いままでの事を考えますと、非常に見抜く力がいるんだと思います。割安の中から割安を探さなければいけないんです・・・・。

スクリーニングをしてみたのですが、時価総額50億円以下で1034社引っかかりました。(ほんとなのかな?) 時価総額100億円以下になるとどれくらいなんでしょうか・・・・・・。
やっぱり僕には難しいような気がします。なので、時価総額がせめて100億円以上で割安な企業を探しても良いのかなと僕は感じているこのごろなんです。

■ まとめ
良い企業がないってことではなくて、小型株が多すぎるので見つけにくいし、気づかれにくいのが一番の問題だと感じている所です。
時価総額の小さい企業の方が、お宝を探し当てた時の魅力は非常に大きい物だと思います。
そこら辺を踏まえて小型株と向き合いたいと思っています。