非常に嬉しいことで、投資信託についてまたいろいろな方とお話しさせていただく機会をいただいています。
その中で何度か同じような答えを何度かしていたので、僕の個人的な意見ですが整理してみたいと思います。
投資信託は大きく儲ける商品ではない
やはり大きく儲ける、増やしたいのでしたら、集中投資・レバレッジが大事なポイントになると思っています。
起業なんかは集中投資の一つだと思います。 ルーレットの1点掛けなどもそでうですよね。
当たれば大きい利益を得ることができるかと思います。 株式投資だと凄い成績をあげているバフェットさんが代表かと思います。
FXや信用・先物取引などはレバレッジ、お金を借りてまで大きく投資することによって、利益をより大きくすることができるかと思います。
ただ、集中投資にしてもレバレッジにしても、ダメだったときの損失は大きくなります。
一方、投資信託は分散して投資されていますので、仮に1社がダメだったとしても、何十社のうちの1社であれば損失は小さいものかもしれません。 まぁーその分、利益も少なくなる訳ですが...。
投資信託をたくさん持つことが分散ではない
日本で買える投資信託は3000本以上あると言われていますので、色んな資産に投資ができます。
分散投資ということで、投信の本数をふやされる方も多いようです。
しかし、ちゃんと投信の特徴を把握して購入しないと、同じ資産にばかり投資して分散できてない可能性があります...。
資産配分やコストなど納得できれば、実は1本のファンドでも世界の株式や債券に投資ができちゃうファンドがあるんです。
投資信託を1本に絞るって、集中投資をしている様な錯覚をもっちゃいそうですが、しっかりと各ファンドの特性を活かして、シンプルに投信を選んで欲しいと思います。
リバランス・投信整理にタイミングは考えない方がいい
例えば、複数ある投資を整理する時などに、気になるのが売買のタイミングだと思います。 でも、そこでタイミングを気にする必要はないと個人的には思っています。
含み損を確定するタイミングかもしれませんし、利益を確定するタイミングかもしれませんが、ただ、時間を掛けなければ資産を変動させずに整理することができます。
それよりも、整理などをすることによって、より良い資産運用ができる可能性の方が大きいことを知って欲しいと思います。
リバランスも同じようなことが言えるかと思います。 リバランス、価格の上下によって崩れた資産配分を調整することでリスクを下げる効果がある訳ですが、頻繁にしてもその効果はあまり発揮されません。 イボットソンのデータによりますと、「年1回〜3年1回程度のリバランスで効果あり」ということのようです。
タイミングを狙って市場と付き合うよりも、リバランスの日を決めておいて投資以外の時間をうまく使うのがいいのではないかと思っています♪
「分配金」・「新しい商品」・「今がチャンス」という、甘い勧誘や広告が目に付くかもしれませんが、実はそれは勘違いであるかもしれません。 せっかくなので投資信託を賢くつかって欲しいと思います♪