かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

コムジェスト主催のブロガーミーティング「個人投資家と考えるESG投資」

先日、お声がけを頂きましコムジェスト・アセットマネジメント株式会社主催のブロガーズミーティング「個人投資家と考えるESG投資」に参加してきました。
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コムジェストは、日本ではあまり馴染みのない運用会社ないかと思われます(僕はあまり存じ上げていませんでした)。
フランスを拠点にしています、株式アクティブ運用に強みを持っています。

コムジェストはどんな運用スタイル?

コムジェスト曰く、”クオリティグロース”として、独自の選定基準を設け集中型ポートフォリオを組んでいます。
以前にご紹介しました、スパークスの厳選運用に近いスタイルでしょうか。
それに加え、ESGの評価を強めに加える運用をしています。 ESG専門の担当アナリストがおられるのが特徴だと感じました。

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コムジェスト:ESG投資

個人的には、セゾン投信の資産形成の達人を通じて購入していたようです。
なかなかマニアックなので、深く調べていませんでした....。

ESG投資とは? ESG投資への誤解

テーマとなっているESG投資。 目にする機会は増えてきているかと思いますが、僕自身は深く理解はできておりません。
年金資産を運用しているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)に、説明がありましたので紹介させていただきます。

ESGは環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の英語の頭文字を合わせた言葉です。投資するために企業の価値を測る材料として、これまではキャッシュフローや利益率などの定量的な財務情報が主に使われてきました。それに加え、非財務情報であるESG要素を考慮する投資を「ESG投資」といいます。ESGに関する要素はさまざまですが、例えば「E」は地球温暖化対策、「S」は女性従業員の活躍、「G」は取締役の構成などが挙げられます。

ESG投資に似た概念としては、社会的責任投資(SRI、Socially Responsible Investment)という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。定義の違いについては様々な説明の仕方がありますが、SRIがまずは倫理的な価値観を重視することが多いとされるのに対し、ESG投資は長期的にリスク調整後のリターンを改善する効果があるとされています。このためGPIFにとってのESG投資は、「年金事業の運営の安定に資するよう、専ら被保険者の利益のため、長期的な観点から、年金財政上必要な利回りを最低限のリスクで確保することを目標とする」というGPIFの投資原則に沿い、受託者責任を果たすことができる投資手法であると考えています。


ESG投資|年金積立金管理運用独立行政法人

とあります。
社会的に、問題解決に取り組んでいる、いわゆるESGに優れた企業へ投資とされているように思われます。
これだけ(銘柄の選び方)でしたら、いわゆるテーマ型のファンドと同じで、わざわざ高いコストを払って投資する価値は個人的にはないと感じております。

ESG投資は、企業との対話(エンゲージメント)や議決権の行使など、よりよくするために株主としても関わっていく、一歩踏み込んだ投資スタイルのだと解釈しています。(賛否はあるでしょうが、意識高い系のファンド)

そう考えた場合、実際にはESG投資ができているファンドを少ないのが現状ではないでしょうか。
一部の方ではありますが、個別株投資家さん方が、しっかりとしたEGS投資をされておられる気がしています。

ESG投資って儲かるの?に対する個人的な考え

そもそも企業に投資しているので答えはYESと思っていますが、ただしこれは、個別株への投資、テーマ型ファンド、インデックスファンドに対しても同じ回答します。
インデックスファンドに対しては?に対しても、有効だと思っています。 これはバリュー投資や中小型株投資への回答に対しての回答と同じでなんですが、ただし有効は期間は分からないし、見極めることはできないと思っています。

ですが、将来に期待して長く付き合っていくには、良いスタイル、こんごより大事な投資への関わり方になっていく思っています。
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まとめ的なもの

大阪への最終電車があったので先にお暇させて頂いたのですが、まだまだ個人へは浸透していないように感じています。
相談の現場でも聞いたことがありません。 一方で社会的投資と言えば、ソーシャルレンディングやクラウドファンディング。そちらに投資をされている相談者さんはおられましたので、ESG投資が広がっていくことを期待したいところでしょうか。

そしてその期待に応えてくださる企業やサービスが増える、強みを生かすことリターンにいつか返ってくるとしたら、もっと知って欲しい投資スタイルと改めて思いました。
個人的には、しっかりと銘柄選びとしても参考にさせて頂こうと思った楽しい時間でした。

関連サイト
コムジェスト・アセットマネジメント株式会社
ESG要因(要素)は「未」財務情報! at #コムジェスト・アセットマネジメント|renny|note
コムジェストのブロガーズミーティング「個人投資家と考えるESG投資」 - セルフ・リライアンスという生き方
月16万の都会暮らし資産運用記 コムジェストのブロガーズミーティングに御呼ばれしました

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2019年6月末 運用状況

6月はお仕事が急にバタバタしておりました。 理由は突如脚光をあびた「年金問題、老後2000万円問題」でございました。
会社のほうに取材の話が入ったりと対応に追われ、企業内のセミナーの運営の打ち合わせでは、急遽話を盛り込んで欲しいなど、影響を受けておりました。
実際の相談業務の方はと言いますと、メディアであおられているような「相談者が増えた!」ほどではございません。(うちの会社のマーケティング力不足だけなのかも)
政府のすたんすにちょっとがっかりな印象も感じておりますが、お金について考えて頂けるキッカケとして、個人的には頑張っていきたいと思っております。

 

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2019/6 運用状況
  先月末 今月末 前月比 年初来 2009年来
かえる資産     4.72% 62.67%
(3.13%)
 
TOPIX 1512.28 1551.14 2.57% 3/82%  
TOPIX :積立         52.10%
先進国:積立         85.70%
日経平均 20601.20 21275.92 3.28% 6.30%  
マザーズ 904.19 894.45 -1.08% 10.11%  
S&P500 2788.86 2924.92 4.88% 17.52%  
EAFE 63.98 65.36 2.16% 11.96%  
EEM 40.57 42.85 5.62% 10.24%  

買い:大同メタル工業、アドテックプラズマテクノ、積立投資継続中
売り:なし
上位5銘柄:
パラカ、アドテックプラズマテクノ、ニチリン、大同メタル工業、トレックス・セミコンダクター(順不同)

週刊ダイヤモンド2019年6月15日号「保険特集」に協力!

たまにはFPとしてもお仕事を....。

FPや保険業界の方が楽しみにされている、週刊ダイヤモンドの保険特集。特集のなかで生命保険の分野別ランキングがあるのですが、そちらにFPの一人として協力させていただきました。

親しくさせて頂いているFPさんからの紹介で、はじめて協力させていただいたのですが、良いと思えるものがない分野については、「ないです!」と率直な気持ちを書かせて頂いたのですが、取り上げられはいませんでした.... 

週刊ダイヤモンド 2019年 6/15号 [雑誌] (保険 どうなる節税 どうする見直し)

週刊ダイヤモンド 2019年 6/15号 [雑誌] (保険 どうなる節税 どうする見直し)

 

FPとして、色んな形で情報を提供できるよう、これからも頑張ってまいりたいと思います。

 

個人型確定拠出年金の途中経過(たぶん124カ月目)

もちろんiDeCoの成績も軟調でございます

またまた久しぶりに、iDeCo(個人型確定拠出年金)をチェックしてみました。
約240万の拠出(管理手数料など控除後)にたいして約355万円という状況でございます。 株式市場の軟調な相場がiDeCoの方にも出ております。 あくまで途投資元本を増やしていきつつ、所得控除を得ていく、シンプルな作戦を継続していきたいと思います。
※以前に鹿児島銀行からSBI証券に移換しておりますので、拠出額が正しく出ておりません。

 

最近は、企業型確定拠出年金関係のお仕事もさせて頂いているのですが、まだまだ仕組みを理解されていないと感じるこのごろでございます。
大事な制度(羨ましい制度)ですので、しっかっりと活用して育てて欲しいとおもいます。

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iDeCoの成績

 

人生100年時代の年金戦略

人生100年時代の年金戦略

 

 

2019年5月末 運用状況

持ち株限定のお話ですが、買ってすぐの3979:うるる がいきなりの大幅下落。 分析不足をすごく痛感しております。
あわせて、アメリカvs中国の経済覇権争いの影響でしょうか、世界の株式市場は結構影響を受けているようです。 安く購入できるチャンスでしょうか。
変な戦いにならないことを願っております。

 

 

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2019/5 運用状況
  先月末 今月末 前月比 年初来 2009年来
かえる資産     -7.58% 55.34%(-4.20%)  
TOPIX 1617.93 1512.28 -6.53% 1.22%  
TOPIX :積立         48.50%
先進国:積立         80.00%
日経平均 22258.73 20601.20 -7.45% 2.93%  
マザーズ 944.63 904.19 -4.28% 11.31%  
S&P500 2926.17 2788.86 -4.69% 12.06%  
EAFE 66.18 63.98 -3.32% 9.59%  
EEM 43.71 40.57 -8.18% 4.37%  

買い:うるる、オーウイル、積立投資継続中
売り:なし
上位5銘柄:
パラカ、アドテックプラズマテクノ、ニチリン、大同メタル工業、トレックス・セミコンダクター(順不同)

2019年4月末 運用状況

いよいよ平成から令和になりますね。 平成の相場を語れるほどの投資歴はございませんが、投資をこれまでなんとか継続できて本当によかったと思っています。
安心できるような資産を作れている訳でもありませんので投資・資産形成はこれからも、地道に気長に続けていきます。
それとともに、市場への恩返しっていう訳でありませんが、多くの方が少しでもよりよい投資ができるよう、仕事だけではなく、さまざまな方法で頑張って投資の輪を広げて行きたいと思います。

さて相場の振り返りでございますが、日本もアメリカも相場の不安説が流れていますが、忘れられたように市場は好調なようですね。
個人的には、これまでどおり投信の積立継続と、新規打診買いとしまして、3979:うるる を買ってみました。

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2019/4 運用状況
  先月末 今月末 前月比 年初来 2009年来
かえる資産     2.17% 68.09%(8.55%)  
TOPIX 1591.64 1591.64 1.65% 8.29%  
TOPIX :積立         59.30%
先進国:積立         93.00%
日経平均 21205.81 21205.81 4.97% 11.21%  
マザーズ 955.84 955.84 -1.17% 16.29%  
S&P500 2826.79 2826.79 3.52% 17.57%  
EAFE 64.88 64.88 2.01% 13.36%  
EEM 42.95 42.95 1.78% 12.45%  

買い:うるる
売り:なし
上位5銘柄:
スター・マイカ、アドテックプラズマテクノ、ニチリン、エーアイテイー、トレックス・セミコンダクター(順不同)

積立てタイプの変額保険。その良さがわからない

タイトルにも書きましたが、積立て型の変額保険について質問されることがございます。
この積立て型の変額保険は、残念ながら良さが理解できない商品の一つと感じております。 今回は個人的な意見をまとめておきたいと思います。

変額保険とは?

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変額保険 ユニット・リンク|アクサ生命保険

上記の図のように、一定期間の死亡保障を確保しつつ、投資信託を利用して資産形成する商品となります。
しかしこの商品ですが、保障(定期保険)と運用(投資信託など)とに分ける方が、メリットが大きくなっています。
7,8年ほど前まででしたら変額保険のデメリットが目立ちませんでしたが、今では本当に大きな差がつくようになりました。

変額保険が見劣りするようになってしまった理由

個人的に考える理由としては以下があげられるでしょうか。

  • 保険料を設定する一つである予定利率が大きく下がった(予定利率が高いほど保険料は安くなります)。
  • 死亡率が下がってきている(掛け捨ての死亡保険が安くなってきた)。
  • 投資信託のコスト、信託報酬(運用管理費用)が安くなってきた。
  • NISA(少額投資非課税制度)やiDeCo(個人型確定拠出年金)など税制優遇まで使える制度が出てきた。

実際に簡単ではありますが、シミュレーションをしてみました。
ある保険会社のサイトに、30歳男性が変額保険で月20,000円で積立て数字が出ていましたので利用させて頂きました。
もう一つは、定期保険(期間:30年 保険金:1000万円)と投資信託を合わせて、20,000円積立てを計算してみました。
参考に、もし50歳時点で死亡してしまった場合の結果も計算しています。

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もし3%で運用できたとしなら、30年後の60歳時点で約100万円以上の差がつくことになります。
また大事なポイントとしては、参考としてシミュレーションしている、60歳までに万が一があった場合でございます。

死亡保険金+運用結果が遺族にわたることになります。この万が一の差が大きすぎるのです。攻めも大事ですが、守りのことも考えるのも、僕の大事な仕事の一つです。
さらに参考に"たばこを吸わない"人向けの割引がある保険でも計算してみました。 より差が広がります。
また定期保険ではなく、死亡保障がだんだんと下がっていく収入保障保険を組み合わせると、保障を一時期的に手厚くすることなどもできます。

1本で保障と資産形成ができる手軽さも魅力ですが、組み合わせることで、より有利な資産形成の方法がある事を知っておいて欲しいと思います。