いつもは視聴者だったのですが、個人投資家の集いの1つである「インデックス投資ナイト2022」に今回は登壇者と参加させて頂きました。 会の様子は以下のリンクをご参考ください。
第3部 激論: 話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?
実は代役としての登壇だったので、少しアグレッシブなテーマ、当日はもう少し準備できていればと反省しております。あの場でお話できなかったことを少しまとめてみたいと思います。
◆レバレッジ投信はありか?
SNSでも話題になっている、レバレッジ投信、とくにNASDAQ100指数に対して2倍の値動きのするファンドです。 どの指数かどうかは関係なく、レバレッジ型のファンドに対しては消極的なスタンスです。
iFreeレバレッジNASDAQ100で毎日つみたて | マネックス証券
理由は上記の図の通りなのですが、"横ばいに強くない"に強くないというのが、一番の理由になります。
左の図のように、一括投資や上昇相場であれば、レバレッジ型は向いているので、自信があるのでしたら問題ない商品と言えます。
しかし、上がったり下がったり相場は不透明。だから時間分散して積み立て投資。という状態では比較的不利な商品かと言えます。少しでも勝率を上げる方法としては、下がった時に多く買う。ということでしょうか。一括投資であれば、分割投資であれ、テクニック的なことが求められる商品と、個人的には思っています。
さらにレバレッジ型には、リスクも大きく影響してきますので、そこもチェックしたいと思います。先進国株式やS&P500のリスクは、約17~19%前後になります。一方で、NASDAQ100は、28%程度のようです。
ここは個人の考え方ですが、私は基本的にはリスクはなるべく抑えたい方ですので、このリスク高さ、さらにレバレッジで2倍になるのは怖いと感じてしまいます。
◆激安アクティブ投信はありか?
信託報酬が非常に安い、先進国の株式に投資できるファンドが登場してきました。
この商品、個人的にはありと思っています。
個人投資家にとって、低コストなファンドはいい商品です。ただ必ずしもインデックスファンドでなくても言いわけです。指数に縛られる必要はありません。
ただその場でもお話いたしましたが、買いますか?と聞かれますと、個人的には買わないかと思います。
アクティブファンドに投資をしていますが、運用会社の理念や運用スタイルなどに共感できるファンドに投資をしていますので、"安さ"という点では、あまり心がなびかないです。
個人投資家にとっては?
「今は待たれては?」が答えになります。 これはインデックスファン、アクティブファンドに限らずですが、1年待ってからでも遅くはありません。 初期には手数料が嵩みがちになりますし、運用がうまく行きそうかはすぐに出るものではありません。 低コストという事実はあるわけですので、長い目で見て頂ければと思います。
このファンドは、インデックスファンドにとっても、アクティブファンドにとっても、一石が投じられたファンドかと思います。運用会社の"SOMPOアセットマネジメント"の今後の取り組みにも注目しています。
個人的には楽しませて頂きました。視聴いただいた皆様、登壇した皆様、そして運営の皆様、本当にありがとうございました。
これからも、楽しく投資を続けていきましょう♪