この本で、「市場平均を上回る市場平均」と言う所が面白かったので自分なりに整理しておきたいと思います。
全体の景気が上向いている時に平均を上回る会社はいくつかの業種に集中しているようです。
そんな訳で、市場平均を上回るには、景気拡大の牽引役の業種を突き止める事が必要みたいです。
で、せっかく業種別のETFが1万前後で買えるようになっていますので、アクセントとして取り入れてみても面白いのかなと思います。
特にインデックス投資と言っても、毎月買うドルコストではなく、ご自分のタイミングなどスポットでどかーん!と買う方などには参考になるような感じでしょうか。そんな訳でいつか挑戦してみたいと思います。
景気拡大時の牽引役業種を選択です
[内需:安定型] 食料品、医薬品、電力、ガス:市場平均の上下にあまり連動しないが、市場平均が下落した時に上昇する場合もある。
[内需:景気敏感型] 化学、通信:上昇も下落も市場平均以上に大きい。
[内需:超景気敏感型] 小売、金融、不動産:上昇も下落も市場平均以上に激しい。
[外需:安定型] 輸送用機器:市場平均とほぼ同じ動き。
[外需:景気敏感型] 電機機器:上昇も下落も市場平均以上に激しい。ただし普及率によって上昇下落する。
ROM人さんから以下のアドバイスも頂きました。↓
[外需:超景気敏感型] 半導体製造装置、工作機械、鉄鋼、海運、商社、非鉄:上昇も下落も市場平均以上に激しい。ただし需給によって上昇下落する。
景気拡大時の特徴としては
特に日本人は、景気がよくなりそう♪となると、贅沢品に走る傾向があるようです。そんな訳で「贅沢消費」のセクターは市場平均以上に上昇する見込みがありそうらしいです。
では、「贅沢消費」セクターはどこかと言いますと、「小売・金融・不動産」になるそうです。思い返せば、2006年あたりはそのセクターは大幅な上昇があったような気がします。 結構遠い過去のような気がしますが・・・・・・。
小売に関しては、既存店では購買意欲の刺激が難しいのですが、景気が良くなりそうな時は、新規出店で購買意欲を刺激できあらたな収益となるので、新規出店が盛んになってきます。
あと、百貨店などはとくに判りやすいようです。お金を使い始めるのはやはり富裕層からみたいなので、景気が拡大すると百貨店の株価は市場平均を大きく上回る伸びをするそうです。
そして、不動産、金融はそのとおりですよね。株式投資などの本が多く出たり、儲けた方が雑誌やニュースで取り上げさらに顧客を取込んで加熱させようとしますし、先行きが明るくなるとやはり分譲住宅を手にしたくなる方が増えてくるようです。
ちなみに反対もあるので、要注意ですね!
景気拡大時に伸びるセクターは、裏を返せば不景気の兆候がみえると大きく下がる可能性があるわけですよね。
特に最近の不動産銘柄などを見ますと、最近の感じを見ていますと、まさにそんな感じもしますので少し注意して見たいところですね。