浪花おふくろファンドとクローバーAM (1) の続きです。
で、「3つの違いが判りにくい。」と声をみかけますが、確かに判りにくいのですね。 ここが難しいところなんだと思います。 これは、おらが町ファンドの構想と現状が一致していないからだと思います。
おらが町ファンドの構想は各都道府県。 ただし、個人投資家としてはサイトを見ると3つファンドを購入することができる・・・。
初めて来た人には、なぜ3つあるかが判らないと思います。 あとで述べる理由からファンドが3つあっても良いと思っていますが、そう言った明確なアピールポイントが絶対に必要だと思います。
さて、おふくろファンドのアピールポイントはどうでしょうか。
まず9割以上が関西でのセミナーです。 基本的には関西の方に買って欲しいんだと思います。 なので全国規模のファンドと「なにわで運用しているファンド」として比較して欲しいんだと思います。 全国も元気にしたいと思うのですが、大阪も元気づけたいんだと思います。
あとは女性にということでしょうか。 そこの作戦はしっかりと出来ていると思います。 ファンドを保有している男女別に見てみても、女性(50.5%)・男性(49.5%)と、女性の方が多いファンドになっています。 こんなファンドって他にもあるのでしょうか?
あとファンドがどう言った増え方をしているか、受益権総口数をチェックしてみたいと思います。
大阪と言うことで、一番心配していたおふくろファンドですが、小さいながらも一番頑張っているようです。
ちなみに老後難民によりますと、実は大阪は非常に毎月分配型のファンドが一番売れる現金が好きな地域なんです(汗) ですので、これからもますます頑張って欲しいと思います!
僕としては商品の違いについてどう感じているかと言うと、商品を比較してではなく、声が聞けるということで、ファンドに興味を持った訳です。 よーするに、これが中国地方、関東地方と言ったスタイルのファンドでしたら、もしかすると興味を持っていなかったと思います。
そして、国際分散投資ができるファンドだったので購入しようと思ったわけです。
※あくまで「おらが町ファンド」と言う構想だからです。
おふくろファンドには、こう言った地域性のスタンスが見えますので、僕としてはあまり不満はないというか、あとはコスト面では・・・・・・ ですが、不満はあまりありません。
しかし、『かいたくファンド』や『らくちんファンド』は、そのスタンスというか考え方などが判らないので、差が見えないと感じることがあります。 ですからクローバーAMとして見た場合には不満があります。 たぶん、そこが増え方として現れているのかもしれません。
あとは、さかわみモデルからの脱却を期待しています。
さわかみさんは、さわかみファンドで運用成績・セールス面での実績を残されたと思いますが、ビジネス面では読み違えをされていたと言うことだと思います。 先行者利益というのは思った以上に大きかったという事ではないでしょうか。
ですが、今回の合併や人事などを見てこれからは期待したいと思っています。
近野社長は金融関係ということで会社の経営を安定化、各ファンドはさらに運用に注力を、あとは・・・マーケティングの方が欲しいですね。 さわかみファンドは設定から10年以上経っていますが、この10年でメディアや広告は様変わりしているはずです。 色んな形を活用して欲しいと思います。
今回ひさしぶりに保有している投信のスタンスについて考えてみました(汗)が、結論としては、"浪花おふくろファンド"は応援できるけど、クローバーAMのスタンスが見えない。 って言う感じです。
最初から、本部があって地域にファンドがたくさん!という形でスタートできていれば、不満は少なかったのかもしれませんね・・・。
ファンドを保有していると言う点で、甘い見方をしている訳なんですが、これが今の感じ方です。