最近、あまり騒がれていませんが原油が高いんです。
ガソリンの価格も上がっていると思います。
ここ最近、1バレルが60$を越えています。 Google 検索: 原油
日本では深刻になる価格ではないと思いますが、BRIC'sに至っては少し事情が違うようです。
ブラジル | 中国 | インド | ロシア | アメリカ | 日本 |
92.8% | 67.3% | 27.0% | 211.8% | 35.5% | 0.1% |
ブラジルの貿易統計より、各国の原油自給率参照
それと、以前読んだ
門倉 貴史
日本経済新聞社 (2005/07/20)
日本経済新聞社 (2005/07/20)
おすすめ度の平均:
少し古いですが…経済学を知らなくても大丈夫!
豊富な統計データから見るBRICs経済と日本の関係。
こちらの本でも、原油の価格が上がった場合の各国にGDPに与える影響を書いていました。
この上記の表から影響を考えますと、
・B: ブラジルは中立、もしくは中国に輸出していたはずなのでプラス。
・R: ロシアは原油輸出国なのでプラス。
・C: 中国は比較的影響を受けそうですね。消費量は一番大きいです。
・I: インドについても影響は大きいですね。
で、少し原油についてニュースを見てみますと、
石油輸出国機構(OPEC)のアルバドリ事務局長は16日、バレルあたり60ドルを上回っている現在の原油価格について、高水準とは思わないとの認識を明らかにした。同事務局長は、記者団に対し「現在の価格が高いとは思わない。われわれは需給や在庫を見ている。相場はそれほど高くはない」と述べた。
また「石油生産のコストが上がっていることも考慮すべきだ。それを考えると、現在の価格水準は正常と言えるだろう」との見方を示した。
現在の原油価格、高水準と思わない=OPEC事務局長
持っているインドのファンドがBRIC'sの中で一番元気が無いように感じますが、こういった原因が大きいような気もします。
どこの国を買うにしても、ある程度の傾向を掴んでおくのが良さそうです。
税関総局が15日に発表した情報によると、中国の4月の原油輸入量は1480万トンに急増し、月間輸入量の史上最高を記録した。1-4月の輸入量は前年同期に比べ10.8%増加し、輸入依存度が拡大している。
中国の原油輸入依存度拡大 4月は史上最高1480万トンに急増|中国経済ヘッドラインニュースチャイナ[日中経済通信]
こうして見ると中国は株価についてはバブルという声が聞こえてきますが、経済の方はドンドン進んでいるようです。
どこで一息つくんでしょうか・・・・?
門倉 貴史
平凡社 (2006/06/10)
平凡社 (2006/06/10)
おすすめ度の平均:
BRICsを勉強するのに役立つBRICsの未来予想図
BRICs経済の最適な入門書
それにしても世間のスピードは速いようです。やはりお金は余っているのでしょうか。
こんなニュースも出ていました・・・・(汗")
16日発表されたOECD閣僚理事会の議長総括は、新興4カ国を指す「BRICs」に、インドネシア(I)と南アフリカ(S)を加えた6カ国との関係を強化する方針を鮮明にした。今後は「BRIICS」という6カ国表記が定着するかもしれない。
asahi.com:「BRICs」改め「BRIICS」 6カ国表記に - 国際
ようするに「認めるから、外からお金を入れさせてくれ。」という感じがします。これが定着しだすと「BRIC'sオープン」なんかはどうなるんでしょ?
そのままにして「new BRIICSオープン」ができるかな・・・・。
で、駄文散文お許しください・・・・。