東証にETFではなく、8月23日に第一段のETN(指標連動証券)が上場しましたので、メモメモ。
計9本のETNが上場するようですが、信託報酬はこれまでに出たコモデティティ系の国内ETFに比べると若干高めですが、iPathシリーズの方がいいように感じています。
ETFSのシリーズは、一般口座にしか入れれませんでしたが、iPathシリーズは特定口座に入れることができます。
一般口座扱いのためか、野村証券・SBI証券・マネックス証券は取り扱いもありません。
「ETN」は、株価指数や商品価格、新興国市場や通貨、金利、ボラティリティ、投資戦略など「特定の指標のリターンに連動することを保証する債券」で、裏付けとする資産を必要としない。このため外国人に対して投資規制が存在する国の株式や、現物を保有することが困難なコモディティなどへの投資を可能にする利点がある。発行体の金融機関は対象指数と「ETN」の価格が「連動するよう保証」するため、償還価格と対象指数の間のずれ(トラッキングエラー)も理論上発生しない。
個人投資家にとっては、株式と同様に投資ができ、証券会社の特定口座でも扱え、税制上も株式と同じ証券税制が適用されるというメリットがある。
「ETN」が日本初上場、アジア唯一の本格市場に向けた期待と課題 | Reuters
- 8月23日上場
- 2021 : iPath 商品指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P GSCI トータル・リターン指数
信託報酬 : 0.75% - 2029 : iPath VIX中期先物指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P500 VIX中期先物指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.89%
- 9月6日上場
- 2022 : iPath 貴金属指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P 貴金属指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2023 : iPath 産業用金属指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P 産業用メタル指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2024 : iPath エネルギー指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P エネルギー指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2025 : iPath 農産物指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P 農産物指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2026 : iPath 穀物指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P 穀物指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2027 : iPath ソフト農産物指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P ソフト・コモディティ商品指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75% - 2028 : iPath 畜産物指数連動受益証券発行信託
連動指数 : S&P 畜産物商品指数トータル・リターン
信託報酬 : 0.75%
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東証 : 新しい上場商品であるETN(指標連動証券)が上場します