僕は個人的に、直販投信を応援&ウォッチしているのですが、ちょっと"さわかみファンド"が気になったので取り上げてみたいと思います。
- 設定:1999年8月24日
- 運用:アクティブ
- 分類:国内株式・大型ブレンド型
- 信託報酬:1.05%
- 直近10年:4.57%(年率換算)
- 口座数:12万人以上
- 純資産総額:3151億円(7/18)
投資をされている方でなくても、立ち上げられた澤上篤人さんをご存じな方も多いのではないでしょうか。 10年以上も運用されいる、ほんと凄いファンドだと思います。
個人投資家の啓蒙活動もされている立派なファンドですが、運用会社の目を向けうると少し違う面が見えてくる気がします。
ここからは個人的なお考えですので、ご注意ください。
さわかみ投信の状況です
信託報酬は、委託者報酬として計上されています。 毎年20億円以上の信託報酬となっています。 しかし、そして結構なお金が配当としてだされています。
ちなみに、さわかみ投信の株主は、
・さわかみグループ | 株式会社さわかみホールディングス
・さわかみ財団となっております
僕も株式投資をしているので、いろんな会社から配当をもらうので、配当自体を否定しているわけではありません。
配当をこれだけ出すってことは、運用会社としては"成長ではなく安定経営"と考えているのでしょうか。 自社に留保するより配当をだして株主にゆだねるのですから...。
あと、出ている先が身内であり、そしてよくわからない企業って考えると、ちょっと悲しいですがそれは株主なのでしょうがありません。
株主も経営も一族の方がされておられるので、これからも気になることは続きそうです。
個人的気持ちを書くと、運用の面では"頑張っておられる"とは思いますが、それ以外の面も頑張ってほしいと感じます。
例えば信託報酬を下げるとか...。 投信のシステムは、大手しかないので運用コストが高いようです。 そこを安くするための会社作るとか...
そんな運用業界に風穴をこれからも空けてほしいです。
良いものにとか、本物にとかいつも仰ってられるのですが、できれば直販投信の先駆者として、本物って背中を見してほしいように感じます。