新興企業向け株式市場を運営するジャスダック証券取引所が22日発表した07年9月中間決算は、一般企業の売上高にあたる営業収益が前年同期比30.3%減の38億円、本業のもうけを示す営業損益は赤字1億円(前年同期は黒字16億円)だった。
不祥事続発などによる新興市場の相場低迷で、1日あたりの平均売買代金が同54.2%減の384億円に落ち込み、手数料が激減した。システム関連の特別損失も12億円計上し、当期損益は赤字14億円(前年同期は黒字10億円)だった。
asahi.com:ジャスダックが赤字 相場低迷で売買手数料激減 - ビジネス
さて今年は2006年とは違い相場に元気がないのですよね。その元気のなさが証券取引所にも影響が出始めているようです・・・・。
上記のニュースの通りジャスダックが深刻なようです。
しかもジャスダックはジャスダックNEOと言う市場を作ろうとしています。
この市場に上場する企業の特徴は、リスクがあっても赤字企業や新興企業でも将来性があれば上場できる市場を作ろうとしています。
ですがこれって間違っていますよね〜。
ただでさえ新興不信なのにさらにリスクのある会社は買いにくいですよね。資金を調達できる機会をつくる点というのはわかるのですが、そのリスクを投資家に押し付けないで欲しいと思います。
するべき事は市場が活況になるようにする事と感じます。
さて、少し新興市場の状況を見てみたいと思います。
5億円以下 | 30億円以下 | 上場企業数 | 割合 | |
---|---|---|---|---|
東証マザーズ | 1社 | 56社 | 200社 | 28% |
ヘラクレス | 1社 | 64社 | 171社 | 37% |
ジャスダック | 2社 | 321社 | 971社 | 33% |
※ 時価総額30億円以下は買いにくいと僕は感じていますので集計しました。
見てみますとヘラクレスが一番割合が多くなっています。ですが、JASDAQにはMM銘柄もあるのであ流動性のリスクも考えるとJASDAQはやはり低迷しているように思えます。
上場数は多くてもこのような状態では手数料の増加は見込めないのですから、足元をしっかりと見直して欲しいです。
みなさん投資資金を無駄に寝かせたくないのですから、市場の健全化にもっと力を入れて欲しいです。
むやみやたらに上場させて証券会社と楽に儲けてきたのですからね〜。
あと、やはり日本のシステムにも問題あると感じています。
資金の調達方法が銀行か上場かって言うのは非常に問題が有るように感じます。
企業には上場が目標ではなく永続を目標として頑張ってほしいです。なので、もっとベンチャーを育てるシステムが出来上がればもっと色々と活況になってくれそうに思います。ファイナンスにまぁ〜素人の僕が言うのもなんですが......。