もう少しで3月期決算企業の決算短信が発表されてきますが、その前に見る力をアップさせようと勝間さんの本を買ったのですが、気になる項目の説明が判りやすくあったので、自分なりに忘れないように書いて覚えたいと思います・・・・。
「決算書を読み解こう」と言う感じの書籍を見ていつも思うのですが、会計というのは、同じ企業の会計を10人やれば10通りでるくらい色んな計上の仕方があるそうです。
で、勝間さん曰わく攻撃的利益調整(会計操作)と守備的利益調整(利益隠し)に偏った企業の決算を見抜けるようにしよう!と言う感じで書かれています。
相変わらず一回で頭に入らないので、何回か読み直して行きたいと思っています・・・・。
で、僕なりに少しスッキリした〜と言う決算短信に出てくる会計用語なんですが、
- のれん、営業権、連結調整勘定
- M&Aをした時にはこの項目が上がってきますが、これは注意が必要みたいです。
資産に載っている場合
純資産を上回る額で買収した場合に上がってきます。
買収額ではなく、その金額分高く買った事になるので、無理なM&Aでなかったか見ておいた方が良いようです。負債に載っている場合
その金額分安くM&Aした事になります。こちらに記載されている分には - 繰延税金資産と繰延税金負債
- 「税金として支払ったけど、費用化していない額」
「税金として費用計上したけれど、実際にまだ支払っていない額」
よくあるのが、ある費用までしか引当金は計上できないので、一定以上の引当金に対しては税金が掛かるそうです。
その一定以上の部分の費用に対し、掛かってくる税金相当が繰延税金資産になるそうです。
一般的に繰延税金資産の方が多くなるようです。負債の項目に上がっている場合は、「実際に支払った税金が、支払うべき税金より少なかったので、将来に払わなくてはいけなくなる状況」になります。ようするに隠れた負債となるので、その場合はちょっと注意しようと思います。
- 例えば各種"引当金"
- 通常は、貸借対照表の
「資産の部」に貸倒引当金は減少項目、△1,000百万円、
「負債の部」には、製品保証引当金と言った風に計上されています。
問題なありそうな事に対して、費用を想定して計上している訳です。なので、使っていないお金なので資産だけれども減少項目(マイナス)、想定している費用なので費用なので負債として計上にしている訳です。
で、企業の規模が大きくなればそれなりに、何らかのリスクも大きくなると考えられるため、通常ですと売上げの増減と引当金は、連動しやすいそうです。(今回の様にサブプライムローンなどイベントみたいなのを除けばデス)
なので、売上げが伸びているのに、前期に比べて引当金が減少している時は、「利益を上乗せしたい」と考えられそうなので、ちょっと注意して見ようと思います。(問題が解決で"減少"であれば良いんですけどね。) - 繰延資産
- 資産となっていますが、まだ払っていない費用になります。通常はない事が多いようです。あった時はチェックが必要なんですが、金額が大きくなければ気にしなくても良いようです。
まぁ〜そんな感じでまだまだ理解できない会計用語がある訳なんですが、少しは解決し前に進めたのかなと・・・・・。