かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

投信販売のニュースを見て思ったこと

アフィリエイト広告を利用しています

ちょっと前のニュースですが、ついにこのような判決がでました。
投資家保護が認められたようで嬉しいと言いますか、まだまだ氷山の一角と言いますか・・・・

 株価が一定水準を割り込むと損失が出るデリバティブ(金融派生商品)の「ノックイン型投資信託」をめぐり、販売時に十分な説明を行わなかったとして、大阪府豊中市の女性(81)が池田銀行(現・池田泉州銀行)に約1700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が26日、大阪地裁であった。小西義博裁判長は銀行側の説明義務違反を認定、約220万円の支払いを命じた。

 原告側代理人の田端聡弁護士によると、銀行が販売した投資信託で顧客が勝訴するのは初めてという。

 判決は「高齢者が商品内容を理解することは容易ではない。元本割れのリスクも相当あった」と指摘。販売時の同行の対応について「投資信託の危険性を理解できる程度の説明をしたとは認められない」と違法性を認定した。
投信販売で銀行の説明義務違反を認定、初の賠償命令 大阪地裁 - MSN産経ニュース

まぁー今回は、商品の仕組み+原告の方の年齢が考慮され訴えが通ったと思うのですが、今後、この判決によって投信業界と言いますか、販売窓口の姿勢がよくなって行くことを期待しています♪

それにしても、あまりにもややこしい商品をお年寄りに販売していたようですね。

販売窓口の方も、損をさせようと思い、売っている訳ではないと思うんです。 顧客に儲けてもらい、その中から手数料として貰いたいと思うんです。 
当たり前ですが、できていないのでこういった裁判が起こっているわけですよね。 


少しでもこういった流れを変えていくために、
顧客としては、オススメされた商品を見て「ちょっと考えます」、売れ筋の商品を見て「どう言ったところに投資をしているんだろう?」と言ったような基礎知識を身につけていくしかないと思います。 またちゃんと販売員の方以外に、判らないことを聞ける繋がりを持つことが大事だと思います。
販売員の方は、セールスであって、アドバイザーではないので・・・・。

窓口側としては、できれば金融市場を大きくするために頑張って欲しいと思います。 きっと市場が大きくなった方が、手数料ってもっと増えると思いますので(汗)
当たり前ですが、良い商品、良い仕組みの提供を期待しています。

僕が思う将来の市場規模のイメージは、
インデックス市場 > 個人投資家 > 精鋭のアクティブファンド』っていう感じでしょうか。

低コストで良い商品『インデックスファンド』があるというのを知って欲しいですし、『良い企業』に投資するって大切も知って欲しいです。 『アクティブファンド』については、できれば運用スタイルで勝負する長期運用のタイプを選んで欲しいと思います。 トレンドなどで勝負する短期運用タイプのものは僕は売買の判断が難しいと思っていますので(汗)

損をしても基本的には、投資は自己責任って言われて終わってしまいます。 ぜひ自分にあった投資を継続して欲しいと思います。 僕ももっと自分なりの投資しなきゃ。