さて先日発表された投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2010の投票結果を見て疑問が沸いてきたのでちょっと書いてみたいと思います。
タイトルのとおり、投信ブロガーとプロ(今回はファイナンシャルプラナー)では、なぜここまで結果が違うだろう?ってことです。
昨年の10月に日経ヴェリタスに「プロが選ぶいい投信」という特集が組まれ、1位にさわかみファンド(43票)、2位にセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(38票)が選ばれました。 2ファンドが圧倒的な票をしめております。
グローバルバランスは、Fund of the Yearでも、7位に評価されていますが、一方のさわかみファンドはと言いますと・・・・
一票も入っておりません・・・・ みなさん気付いておられました?
確かに投票した投信ブロガーさんを見てみますと、インデックス投信ブロガーさん・直販投信ブロガーさんって印象を受けておりますが、一票も入ってはいのにはびっくりです。
さわかいファンドはそんなによくないファンドなのでしょうか?
それなのになぜ「プロが選ぶいい投信」では、1位だったのでしょうか?
僕の勝手な推測ですが、FPさん達が上げた投信には「誰が買うか?」の少しおせっかい的な視点が入っているような気がします。
※投信ブロガーさんは基本的にはインデックスファンドならコスト、直販投信なら理念をといった傾向があるように思えます。 一方のFPさんたちは「これまでの実績や運用会社のスタンスなども考慮して。」という質問だったという違いが大きな要因かもしれません。
僕にはこの2つのファンドを選ばれた理由に、投資の継続の難しさが出ているように感じました。
投資をやめる理由の多くが、下がったから・・・も多いそうです。 どんなにいいファンドでも短期的に下がったから・・・という理由で止められては資産形成はできないと思います。 しかしFPさんにはまだまだこの仕組み・ビジネス的にもしっかりとできていないと思います。
それを考えたときに、2つのファンドはセミナーを多くしています。 それがFPさんとしては嬉しいといいますか、心強いと考えておられるのではないかと思います。 そしてそういった風に下がったときにこそ、大丈夫!をされたいのだと思いますが、身近な分だけ難しいのかもしれません・・・。
あと、ほかの順位のファンドを見ても、実績(長く続けているファンド)が多いのも、重要視しているように思えますので、さわかみファンドについてはそこ(実績について)が大きいような気がします。
そんなわけで、FPさんって大変だなーと勝手に都合よく解釈させていただき、投信ブロガーさんは、かなり自分にあった商品選びをしっかりと選ぶことができ、なおかつリスクや自己責任についてわかっておられるハイレベルな人たちだなー感じました。