さて、少し前にスクリーニングした訳です。で、投資十八番のぐっちさんが購入した銘柄(7718 スター精密)が引っかかったのですが、よく見てみると勉強できそうな良い銘柄と思っていた所に下方修正の開示があったので、購入してみました。
今回は色んな所にのっかった訳なんですが、嫌いにならないでください・・・・。
で、ここからが勉強なんですが、今回はいつもお世話になっている、株の学校のヒロトさんに登場して頂こうかと思います。ざっくり銘柄分析で、企業の今後を見ていきたいと思います。
さっそく事業事に数字を入れて行きたいと思います。事業の内容は以下です。
特機事業 (小型プリンタ、大型プリンタ)
コンポーネント事業 (電子ブザー、マイクロフォン)
工作機械事業 (CNC自動旋盤機械)
精密部品事業 (腕時計部貧、通信用機器)
一番のメインは、工作機械事業のようですね。その次に特機事業となっていますので、この2つを把握していけばおおよその目処が付くのではないでしょうか。
次にする事は、事業を4つの分類に当てはめてみたいと思います。ざっくり銘柄分析参照
で、当てはめて見ますと、以下の様な感じになるのではないでしょうか。
で、当てはめてみたところで、2007年度の決算の情報から、次期の見通しを見てみたいと思います。
ここは、少し手抜きをさせて頂き、PDFからコピーをして来ました。
大型プリンタは前期並みにとどまるものの、小型プリンタは前期に続き、欧米市場の他、インド、ロシ ア、中南米などの新興国市場での積極的な営業活動を行い、売上を伸ばす予定であります。その結果、売 上高は169億4千万円(前期比8.5%増)、営業利益は34億7千万円(前期比28.7%増)と増収増益を見込んでお ります。
レシーバーの売上は、数量は伸びるものの価格競争が厳しく金額は減少し、電子ブザーも携帯電話向け が減少するため引き続き減少となりますが、スピーカーは、前期投入した新製品の売上を携帯電話向けで 伸ばす予定であります。その結果、売上高は106億7千万円(前期比8.6%増)、営業利益は4億6千万円(前期 比5.2%増)となる見込みであります。
工作機械の市況は、旺盛な設備投資需要が続き好調に推移するものと思われます。このような状況下、 国内及びアジアでの代理店網の再構築などによる販売体制の強化を図ると同時に、東欧、ロシア、南米な どの新興国市場の開拓を進めます。その結果、売上高は350億2千万円(前期比7.8%増)、営業利益は88億 円(前期比4.4%増)と増収増益を見込んでおります。
腕時計部品は、引き続き厳しい事業環境が続き、また前期まで大きく売上を伸ばしたHDD部品は携帯型 音楽プレーヤー及び携帯電話向けの売上が減少する見込みであります。その結果、売上高は46億7千万円 (前期比1.8%減)、営業利益は10億7千万円(前期比13.7%減)となる見込みであります。
注目すべき、特機事業と工作機械事業では、良いコメントが見えるので、一安心と言ったところでしょうか。両事業とも新興国での営業にも力を入れています。新興国の株価なんか不安の声が聞こえますが、実体の経済はまだまだ強いはずなので、期待できると思っています。