7718 スター精密ですが、2008年2月期決算となっていますので、第3四半期(3Q)の決算まで出ているので、もう少し考えて見たいと思います。
20年度(予)となっている欄が、2007年度決算時の今期予想の数字となっています。当初の予想通り、特機事業と工作機械事業で比較的強い数字を残しています。
下方修正の発表をしてはいますが、当初計画にくらべては良い数字を残していますし、下方修正の理由も利益率の低い大型プリンタ事業の撤退による損失となっています。
で、少し勝手に推測してみたいのですが、この時期に下方修正を出すのは非常に勿体ないと思います。修正前の数字で行きますと、9100÷54.53=166.7円(PER10.5倍)程度になります。
撤退ですが、あと1ヶ月まって来年度にした方が、今期の決算を良い発表ができたと思います。で、当初から折り込んだ決算を発表し撤退した方がよっぽどいいのではないでしょうか。
ここが、良い企業のような感じがします。今年は市場の雰囲気が良くないのに株価対策ではなく、企業の価値を上げる経営をしてきたと見るのもありかなと思いました。(基本的にポジティブなのでお気をつけください)
そうなって来ますと、予想8,000百万÷54.53万株=EPS 146.7円、1750÷146.7=PER11.9倍となり、それでも比較的安い評価をされています。
しかも、下方修正となっていますが、一度上方修正をだしています。その時の数字より、売上高、営業利益の数字は少し上乗せされています。
来期も増益予想なので、来年度にも期待したい所です。
会社四季報を見ても外国人投資家が31.7%と持っていますので、株価の見直しはやってくると思い、ぐっちさんに乗っかってしまいました。