かえるの気長な生活日記。

へっぽこ投資家が、みなさんの老後の不安を少しでも減らすお手伝いができるよう、資産形成に役立つ投資(直販投信、インデックス投資、確定拠出年金iDeCo、バリュー投資)を自ら実践・やさしく紹介しているブログです。◆当ブログにおける内容は、個人の見解であり、所属する組織とは関係ありません。

セゾン投信のファンドはまだ売却しません(本当にガッカリはしました)

個人投資家から、まだまだ認知度は低いかもしれませんが、一部の個人投資家から根強い人気があるセゾン投信のことで、大きなニュースが流れてきました。
セゾン投信を創業された中野さんが、退任というか事実上の解任のようです。

資産運用会社、セゾン投信の中野晴啓会長兼最高経営責任者(CEO)の退任が波紋を呼んでいる。同社は5月末の取締役会で中野氏を退任させる人事を決定した。関係者によれば、親会社のクレディセゾンとの路線対立が背景にあるとされ、事実上の解任とみられる。中野氏は「積立王子」の愛称で知られ、少額の長期積み立てを普及させた立役者でもあり、同氏の理念に賛同して取引をする顧客も多い。今回の退任で顧客離れが懸念される。 セゾン投信、中野会長の退任が波紋 顧客離れの懸念も - 産経ニュース

セゾン投信が運用するのは世界全体の株や債券に分散投資する「セゾン・グローバルバランスファンド(SGBF)」など3本。中野氏は直販を中心に顧客との「顔の見える関係」を重視し、コツコツと投信保有者を増やしてきた。今では総資産は6000億円を超え、保有者は約15万人にのぼる。

しかしクレディセゾンはその手法に不満だったようだ。過去も既存の金融機関との提携などで販路を拡大することを求めてきた。今年になって経営再建中のスルガ銀行に出資を決めたこともあり、提携金融機関などを通じた投信販売に、大きく舵(かじ)を切ることを考えた可能性がある。

4月の面談の際、クレディセゾン首脳は中野氏に対し、現在の純資産の8倍超の目標を示したうえで「全国を回って(投信保有者を)集めるあなたのやり方はもう通用しない」と指摘したとされる。15万人の投信保有者についても「クレディセゾンの3500万口座に比べるまでもなく小さい」などと述べて解任を通告したようだ。

セゾン投信「積立王子」解任劇 揺らぐ顧客本位 - 日本経済新聞


記事にもあるように中野さんは、長期投資を伝え続けて来られていました。
親会社であるクレディセゾンに対して多くの方が、「がっかりした」的なコメントを出されています。 もちろん、この人事、この流れに本当に残念という気持ちしかありません。

販路拡大でフィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)が失われるのでは?という記事もあり、今後のセゾン投信がどうなっていくか非常に気になっています。

個人投資家や識者の発言を見ていると、ファンド保有者中にはこのニュースに反応し解約注文をされた方もおられるようです。

コスト、運用管理費用(信託報酬)は、設定された2007年から比べると、優位性はなく、割高なファンドの部類にはいっています。
コストは高いけど、中野さんが居たから...。という方にとっては、中野さんの去られ方を見ると売却したくなる気持ちは本当にわかります。

自分はどうするか? 今はまだ売りません

このニュースを見たとき、持っているファンドをどうするか考えましたが、あまり悩むことなく"売らない"という結論に達しました。
自分のiDeCo口座と、子供の将来の学費のためにと思って、「セゾン資産形成の達人ファンド」を保有しています。

一般的な運用会社の商品を金融機関を通じて投資・購入していれば、"売る!"という決断をしたと思いますが、これはセゾン投信だからこそ、売却しないという判断になったと感じています。

セゾン投信のファンドを誰から購入しているか

iDeCoの場合は、運営管理機関を通じて買っています。 顔が見える販売者の方はおられません。ネットの注文ボタンしかありません。

一方、子供口座はセゾン投信に直接口座を開設し、そこでファンドを積み立てています。中野さんは退任されますが、セゾン投信の代表が園部さんです。中野さんが見込んで譲られたかたです。
販路を拡大と言っても、自分たちに影響する範囲でのセゾン投信、販売会社としてのスタンスは、あまり変わらないのではないか。と、期待というか信じています。

運用会社としてのセゾン投信も心配する必要があるのか?

それでは気になるのが、運用会社としてのセゾン投信です。投資している「セゾン資産形成の達人ファンド」個人投資家に人気のある、世界の株式と債券に投資する「セゾン・グローバルバランスファンド」、このどちらも、ファンド・オブ・ファンズという複数のファンドを組み合わせて投資するファンドです。

藤野さん率いる【ひふみ投信】や鎌倉投信の【結い2101】、農林中金の奥野さん率いる【おおぶね】などは、個別株を吟味し投資していくファンドですので、要となるファンドマネージャーが、解任となれば、そく"売り"だと思っています。

ですが、ファンド・オブ・ファンズですので、ここのファンド自体の運用には、問題はほぼないと思っています。
問題があるとすれば、販路拡大によって、セゾン投信以外の販売会社からによる資金の流出入に振り回される心配点はありますが、残高もある程度大きくなってきていること、世界に分散する仕組みになっていること、ファンドの本数を増やすことできるので、各ファンドへの流出入もある程度コントロールできると思っています。

ですので、運用面でもあまり懸念点はないと思っています。

結論:本当に心配されるようなことが起こったのなら、その時は売却!


色々と書かせていただきましたが、あくまで個人的な見解ですが、自分に影響する範囲での、販売会社・運用会社としてセゾン投信の方針は大きく変わらないと思っております。

根拠のない理由になりますが、実際のセゾン投信へ会社訪問をしたり、実務に携わっている方たちともお会いしたことがあり、中野イズムを継承している方たちがたくさんおられ、長期投資・資産形成をするサポート体制になっていることを実感していますので、売る必要はないと感じています。

しかし、体制が変わりセゾン投信のスタンスが変わっていき、ただのコストの高いファンドになってしまったのであれば、その時は売却し、自分にあったファンドに投資して行きたいと思います。

中野さんのこれからに、まだまだ期待しています

 

金融メディア:Finasee(フィナシー)で記事が掲載されました

久しぶりの投稿となりますが、金融メディアの『Finasee(フィナシー)』でコラムを執筆させていただきました。

確定拠出年金、iDeCo(個人型)やDC(企業型)について、投資にまだまだ踏み出せてない人や悩んでいる方に向けて、実際のデータを使って私になりに解説しています。
お読みいただければと思います。

 

media.finasee.j

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投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022に投票しました

先日紹介しました、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」に投票いたしました。 Twitterでの投票もしたかったのですが、"どちらか"がルールでしたので、投信ブロガーとしてこちらで投票いたしました。の

毎回書かせていますが、FPと言うお仕事をしており、かつ運営のお手伝いをしておりますが、個人投資家でもありますので、しっかりと自分の思う”良いファンド”に投票させていただきます♪

今から発表が楽しみでございます。
まだ投票できますので、お待ちしております!

 

www.fundoftheyear.jp

ぜひ「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」に投票をお待ちしています♪

今年も投信ブロガーが選ぶ、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」の季節がやってきました。
今回も運営委員としてお手伝いさせて頂いております。
みなさま、ぜひ投票&当日の発表会に参加を頂ければとおもいます!

投票をお待ちしております!

投票期間
2022年11月1日から11月30日まで

投票資格
今年は委員会で話し合い、より良いファンドを紹介して欲しいと思い、“投信ブロガー”だけではなく、YoutuberやTwitterユーザーからの投票枠もありますので、ぜひ多くの方の参加をお待ちしています。

また投票方法も少し変えておりますので、結果に違いがでることも楽しみにしております。

 

対象となる投資信託
2022年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。
海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象とします。

www.fundoftheyear.jp

開催日時: 今回もオンライン開催でございます!
2023年1月21日(土) 20:00 
会場: ツイキャスで配信いたします。
ぜひ、皆様の参加をお待ちしております!

サイト: 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022

 

インデックス投資ナイト2022(第3部)でお話させていただきました

いつもは視聴者だったのですが、個人投資家の集いの1つである「インデックス投資ナイト2022」に今回は登壇者と参加させて頂きました。 会の様子は以下のリンクをご参考ください。

moneyworld.jp

randomwalker.blog19.fc2.com

第3部 激論: 話題のレバレッジ投信、激安アクティブ投信はインデックス投資家にとってアリかナシか?

実は代役としての登壇だったので、少しアグレッシブなテーマ、当日はもう少し準備できていればと反省しております。あの場でお話できなかったことを少しまとめてみたいと思います。

◆レバレッジ投信はありか?
SNSでも話題になっている、レバレッジ投信、とくにNASDAQ100指数に対して2倍の値動きのするファンドです。 どの指数かどうかは関係なく、レバレッジ型のファンドに対しては消極的なスタンスです。


iFreeレバレッジNASDAQ100で毎日つみたて | マネックス証券

理由は上記の図の通りなのですが、"横ばいに強くない"に強くないというのが、一番の理由になります。
左の図のように、一括投資や上昇相場であれば、レバレッジ型は向いているので、自信があるのでしたら問題ない商品と言えます。

しかし、上がったり下がったり相場は不透明。だから時間分散して積み立て投資。という状態では比較的不利な商品かと言えます。少しでも勝率を上げる方法としては、下がった時に多く買う。ということでしょうか。一括投資であれば、分割投資であれ、テクニック的なことが求められる商品と、個人的には思っています。

さらにレバレッジ型には、リスクも大きく影響してきますので、そこもチェックしたいと思います。先進国株式やS&P500のリスクは、約17~19%前後になります。一方で、NASDAQ100は、28%程度のようです。
ここは個人の考え方ですが、私は基本的にはリスクはなるべく抑えたい方ですので、このリスク高さ、さらにレバレッジで2倍になるのは怖いと感じてしまいます。

 

◆激安アクティブ投信はありか?
信託報酬が非常に安い、先進国の株式に投資できるファンドが登場してきました。
この商品、個人的にはありと思っています。

個人投資家にとって、低コストなファンドはいい商品です。ただ必ずしもインデックスファンドでなくても言いわけです。指数に縛られる必要はありません。

ただその場でもお話いたしましたが、買いますか?と聞かれますと、個人的には買わないかと思います。
アクティブファンドに投資をしていますが、運用会社の理念や運用スタイルなどに共感できるファンドに投資をしていますので、"安さ"という点では、あまり心がなびかないです。

個人投資家にとっては?
今は待たれては?」が答えになります。 これはインデックスファン、アクティブファンドに限らずですが、1年待ってからでも遅くはありません。 初期には手数料が嵩みがちになりますし、運用がうまく行きそうかはすぐに出るものではありません。  低コストという事実はあるわけですので、長い目で見て頂ければと思います。

このファンドは、インデックスファンドにとっても、アクティブファンドにとっても、一石が投じられたファンドかと思います。運用会社の"SOMPOアセットマネジメント"の今後の取り組みにも注目しています。

 

個人的には楽しませて頂きました。視聴いただいた皆様、登壇した皆様、そして運営の皆様、本当にありがとうございました。
これからも、楽しく投資を続けていきましょう♪

60歳以降も働いている女性のポジティブさが個人的な理想です

世間的には、FIREという言葉が流行っていますね。「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので「経済的自立」と「早期リタイア」を意味しています。

企業からのご依頼が多かったのもあるの大きな理由かと思いますが、少し前までライフプランの相談をお受けしている中では、早期リタイアよりも圧倒的に定年退職後のセカンドライフや再雇用について多く対応しておりました。

特に60歳以降の働き方については、それまでの準備が非常に大切だと思います。
準備といってに書くとシンプルなのですが、「どんな働き方をするか」「お金の面で問題ないか」と思っています。

男性はお金のため、女性は楽しく過ごすため

相談でも感じていたのですが「男性はお金のため、女性は楽しく過ごすため」という傾向があるかと思います。感覚だけではだめだと思い、いろいろなアンケートを調べてみたのですが、そのような傾向ははっきりと出ているようです。

静岡市高齢者就労に関する実態より、抜粋しました。 青線で囲っていますが、男女で大きな結果が違っています。男性は、生活費のため・住宅ローンなどの返済のためが女性より高くなっています。
一方で女性は、人とのつながりや生活リズムや刺激を得るためと、ポジティブにも思える意見が高くなっています。

いわゆる、働く夫+専業主婦という構成が多いからかもしれませんが、個人的にが長く働きたいと思っているので、女性のようなポジティブな意識で働けるよう準備をしていくつもりです。

内閣府の「令和2年版高齢社会白書」より、こちらも差が出る結果となっています。60歳~65歳男性の「収入が欲しいから」の高さが清々しいですね。こちらも早めの準備、老後に備えておくことが出来なかったことが大きな要因かと思います。
そう言う意味では、やはり早期リタイアする・しないに限らず、資産形成に取り組むことは非常に大事だと思っています。

最後は、JTUCが実施した、高齢者雇用に関する調査2020 になります。女性はコミュニケーションや、現役世代の人手不足を補っているなどの意見が高い一方で、男性は「技術やスキルを伝承したい」とございます。
ただ個人的には「技術やスキルを伝承したい」 この考えは非常に気を付けて欲しいと思っています。はっきり言って、以前と今と"これから" の生き方・働き方や考え方、どんどん変わっていくと思っています。 少しは役に立つと思っていますが、多くな役立たないかと思っています。だからこそ経験だけに頼らず一生勉強が続いていくと思っております。

当たり前ですが先立つものがないと不安が先にくる

3つのアンケート結果を抜粋いたしまいたが、男女に似た傾向が出ています。これは先ほども書きましたが、今までの人生スタイル(働く夫+専業主婦)というスタイルで、無事に過ごせてきた人達が多いからかしれません。

これからの時代はさらに多様な働き方・生き方になっていくかと思いますが、お金がないと選択肢が限られてしまうこともあるかと思います。

人生100年時代に向けて、長く働く選択肢も早期リタイアもあると思いますが、どちらにしてもみなさんなりの準備をしていただければと思います。

金融メディア:Finasee(フィナシー)で記事が掲載されました

今回も金融メディアの『Finasee(フィナシー)』でコラムを2本掲載いただきました。確定拠出年金についての質問を頂いたりするのが、「自分が何に投資しているのかわからない」。

そのような質問に対して、相談やセミナーでもお伝えしていることを2本にまとめてみました。ぜひご覧いただければと思います。

media.finasee.jp

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