ちょっとタイトルに惹かれて購入した本なんですが、なかなか興味深かったのでメモメモです。 ただ、ちょっと癖のある本でした・・・。 あまりオススメではないような(汗)
以前、市場平均を上回る市場平均 として、騰落レシオを使った売買で、市場平均を上回るとしましたが、今回も市場平均を上回る市場平均の本です。
今回は、割安株と小型株がメインです。日本では小型株のETFなどありますし、バリューも指数だけはあるので、使える考え方ではないかと思っています。
そんな訳で、ちょっと考えて行きたいと思います。
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成長株という考え方がある限り割安株などの優位は変わらない
ちょっと面白かった内容だったんですが、1950年代までは、割安株のリターンは悪く、成長株の方がリターンが良かったようですが、それ以降は、割安株などの方がリターンが良くなって来たようです。
その理由に挙げられていたのが、バフェットの師匠、ベンジャミン・グレアムの「証券分析」でした。
僕は読んだ事ないので(汗)、教えて頂いたんですが、基本的にグレアムの考え方に成長という概念はないようです。
かえる @kaeru_onou |
証券分析って読んだ事ないんですが、グレアムの本には成長っていう考え方ないんでしょうか? (2009-06-02 10:01:33) | link | |
yst ssk @f1at |
@kaeru_onou 無いことはないですけど、不確実性(リスク)が多すぎるので、まずは BS を分析するといった考え方ですね。 (2009-06-02 10:09:19) | link | |
Ito @Ito1973 |
@kaeru_onou ないですね〜。基本的にグロース完全無視、信用できるのは今のBSと過去の実績って感じです。http://bit.ly/ahaJ6 (2009-06-02 10:09:07) | link |
で、1950年代までは証券分析が流行っており、割安株より、成長株のパフォーマンスが良かったのですが、それ以降は成長性という考え方が増え、割安株などのリターンが良くなってきたようです。
主流になった投資手法はリターンが落ちて行くようです。
現在の状況を考えますと、決算状況がすぐにツールなどに反映され、比較的すぐに財務状況を把握することができるので、どうしても成長がある企業に目が行き勝ちだと思います。
なので、割安株などにチャンスはあるような気がします。
S&P500に投資すると言うことは成長株に投資すると言うこと
成長性のある企業のリターンがよくないとありましたが、S&P500についても書かれていました。
500の企業に選ばれると言うことは大きくなってきた。除外されると言うことは、小さくなりすぎた。
と言うことです。 よーするにゆっくりとした成長している企業に投資している事と同じようなと書かれていました。 S&P500に入る前に大きく買われる事もあり指数の足を引っ張っている場合もとありました。 まぁー影響は小さいと思うので、あまり気にしなくてもいいと思いますが、成長株と判っていながら投資すると言うのは、あまり面白くない。と言う感じらしいです。
これは、TOPIXや日経平均にも言えそうな感じですね。 大きくなってきて採用される、組入比率が大きくなる。 結果、行き過ぎから株価が下がる。と言った感じなんでしょうね。 なので、割安や小型が良いような感じのようです。人気の出過ぎた銘柄には注意って事ですね。
ちょっと参考:[ETF] 小型株のを思い出す