日本市場は軟調のようですし、持ち株もあんまり元気がありませんが、東邦システムサイエンスが平成20年3月期 第1四半期財務・業績の概況を発表してきました。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | EPS | |
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H20.3月期 1Q | 1,811 (+13.4%) | 279 (+59.3%) | 280 (+65.0%) | 162 (+65.1%) | 26.45円 |
H19.3月期 1Q | 1,597 | 175 | 1701 | 98 | 16.01円 |
とりあえず、ええ〜いっと書いていきたいと思います
- 売上げは、通期の予想の24%の進捗率。(例年通りに推移)
- 純利益は33%と順調すぎ。中間決算で判断できそうです。
- 現金30億円と保有しすぎ・・・・
- 有利子負債が"0"になった。
- 売上げ総利益が21.4%→25.0%と向上している。年々向上している
- 販管費は売上げの割に上昇していない。10%で想定してよさそう
- 主な取引先の野村総合研究所が、まだ強いので受注は期待できそう
結局としては、何も分からないと言うか、やっぱり放置しておきたいと思います。
ただ、気をつけなければいけないのは、最近はシステム開発を中国(特に大連)へ発注できる環境が整いつつあるようです。
日本語できるスタッフが増えており、急速に売上げが伸びているらしいです。
企業や官公庁の情報システム構築を手がける国内メーカーが、中国のIT(情報技術)企業への開発委託(オフショア開発)を活発化させている。中国では技術者育成をはじめとするIT産業の土台が急速に整いつつあるからだ。かつてのような安い人件費を当て込んだ委託は影をひそめ、国内情報大手は優秀な人材確保に走る。業界ではインドやベトナムへの注目も高まっているが、各社は安定した開発委託が期待できる中国への依存度を強めている。
情報システム開発、中国へ委託拡大 「安さより優秀さ」|IT|経済|Sankei WEB
システム関係は、単体契約が多いと思うのであんまりうかうかできない状況なのかもしれません。
東邦システムサイエンスの主な取引先に、日本ユニシスがあるですが、上記のリンク先には、「ベトナムと中国で500人体制」とあります。
ただ、中国との合弁会社に出資にもあるように、東邦システムサイエンスも中国企業と合弁で開発の受託会社を設立しています。人件費を削減するとともに、国内での人手不足を補うのが狙いらしいので、もう少し期待したいと思っています。