最近の日本市場は、アメリカにつられてか、円安・円高の動きにつられてか判りませんが、大きく上げたり大きく下げたりしていますねー。 ほんとどうなんでしょうか?
そこで以前に書いた記事を思い出したので、久しぶりに日本の現状をチェックしてみたいと思います。
世界のどこが? 日本は安い?
2010年度の実質GDP成長率は2.2%となった。2010年度内の各四半期の成長率は年率1%前後という緩やかなものとなるが、「ゲタ」の効果で年度成長率は高めとなる。実質GDPの水準は2010年度末であっても直近のピーク(2008年1〜3月期)に比べ3.5%、約20兆円下回る。供給過剰感が残る中、物価の下落圧力は強く、名目GDP成長率は0.7%と実質GDP成長率に比べるとわずかなプラスにとどまる。
2010年度の実質成長率2.2%に :日本経済新聞
円債市場では、長期金利の代表的な指標となる10年最長期国債利回りは1.050%を中心とした取引になる見通し。
長期金利は1.05%中心、ストレステスト受け金利に上昇圧力も=今週の円債市場 | Reuters
少し前に日本の名目GDPの成長率のニュース、長期国債利回りのニュースが出ていましたので、そちらを参考にします。
はい、数字を入力してみたところ、上のような感じになりました。
うーんちょっと割高なようですね。 では、簡単に原因を探ってみましょう。
- 「2010年度の1株利益予想が低い。」
円高水準ではありますが、以前より企業側の悲観ムードが少なくなっているのではないでしょうか。 上方修正を出している企業も出てきています。 もっと多くの企業の決算が出て、数字が良いと判断されれば割安水準になってくるのではないでしょうか。 - 「長期国債の利回りが随分と低くなっています。」
おかげで割安に寄与していますが、ちょっと気になるところです。 2008年の時は利回りが1.5%ありました。 その数字だともっと割高方向になってしまいます・・・。 - 「GDPの成長率が低い。」
単純にこの影響が大きそうですね。 まだまだ景気回復には遠いって感じなのではないでしょうか。
そんな訳で決算などで景気の回復が見えてことないと日本全体が買われるのはつらそうです。 ただ、そのタイミングなどは全く判りませんし、読めるとは思っていませんので、持ち株や気になる企業の決算を見ながら、のんびりやっていこうと思います。