いやーあまりにも井手さんが、インデックス投資とバリュー投資をばさ!っと書いてくださっているので、メモしておきます。
僕が気になっているところを、赤い字で強調して見ました。
インデックス投資は「短期アクティブ」
インデックス投資っていうと、長期投資ってイメージがありますが、指数自体は多くの短期投資家の売買によって、常に上に下に動いています。
それを上手く使って、投資している僕たち自身が、長期投資に活用しているってことですよね。
指数を形成している多くの投資家さんに感謝です。
バリュー投資は「絶対リターン」
色んな考え方があると思いますが、僕としては「絶対リターン」は意識しています。 はい!預金に勝ちたいんです!!
割安と思いその企業に投資をしていますし、企業の収益力に着目していますので、将来、株価が評価されるのを期待しています。 ただ、それが市場より良い成績に繋がるかは判りませんが、少なくとも預金より良い利回りになると思っています。
あと、【ダウンサイド・リスクへの対応】とありますが、バリュー投資ではここが大事というか難しいポイントですよね。
どうしても相場の流れに耳を傾けてしまいガチになりますし、分析できないなりにではありますが、分析することによって、どうしても「良い銘柄に投資している」というバイアスに陥りがちになり、判断を見誤ることが多いかと思います。
今のところ、単純に【好財務】×【収益力が高そう】×【見通しが明るそうなセクター】という見方で企業を選び、なんとなく割安だと思えるところで購入。ということでやっています。 今のところ、大きな間違いはしていないようです(汗
これからも、常に割安を意識して投資・企業を見ていきたいと思います。
MPT専門家の「常識」 | バリュー株投資家の立場 | |
バリューの根源 | キャッシュフロー(配当) | ROE、EPS |
理論(適正)株価 | 将来の期待配当の割引現在価値 | 予想EPS×平均PER |
投資判断のよりどころ | 新古典派的市場均衡 | 常識と経験則 |
市場の効率性をどのように認識 | 高い | 高くない |
投資対象 | 市場株価 | バリュー(資産価値、利益) |
割安銘柄の発掘 | 困難 | いくつかの指標で簡単にできる |
割安状態の存在 | せいぜい一時的、短期的 | しばしば長期的、永続的 |
運用スタイル | 短期アクティブないし、インデックス運用 | 割安でなくなるまでバイ・アンド・ホールド(ルールによる運用) |
投資・評価期間 | 短期(1日〜1ヵ月)に見直し銘柄を頻繁に入れ替え | 不定(割安な間は保有)、結果的に中長期 |
株価変動パターンに対する認識 | ランダム・リターンは正規分布 | EPSの成長トレンドに沿って上昇、短期変動はノイズ、下落リスク小、上昇可能性大 |
主要なリスク要因 | 短期のボラティリティ・ベータ | 元本割れ、倒産の可能性 |
ダウンサイド・リスクへの対応 | 幅広い分散投資、アセット・ミックス、アセット・アローケーション戦術 | 確定利付き的性格を併せ持った割安優良銘柄を中心に運用 |
株式の分散度 | 幅広く(しばし100銘柄以上) | 特定少数の優良銘柄に集中(10〜30銘柄への分散で十分) |
ベンチマーク | 幅広い市場平均指数と比べた相対的リターン | 絶対リターン(例えば長期金利プラスアルファ) |
パフォーマンス | 市場平均を持続的に上回ることは困難 | 市場平均を持続的に上回ることは非常にやさしい |
ゲームの性格 | 敗者のゲーム | 勝者のゲーム |