WACC (2)を書いてみたのですが、
WACCについてもう一度おさらいしてみます。WACCが何に影響するかちゃんと理解していなかったもので・・・・(汗)
ROIC>WACC = EVAがプラス でないと企業の価値が増えていきません。
WACCは株主と債権者の期待が加重平均コストとして求められています。
ようするに、求められているんですよね。
で、ファイナンス本から引用さて頂きますと、
- 1年後に100万円を110万円に返すと約束したので親友に貸しました。
100万円を貸してくれと友人に言われ130万円返してもらう約束で貸しました。 - なんとなく似ている状況です。整理してみますと、
親友:100万円を貸し、1年後に110万円にして返してもらう。
友人:100万円を貸し、1年後に130万円にして返してもらう。
となっています。親友より友人の方が信用度が低いので、リターンを求めますよね? - 1年後に100万→110万円は年利10%、100万→130万円は年利30% のリターンを親友と友人に求めた訳ですよね。
- これがWACCな訳ですよね。
今回の設定では加重平均されていませんが、債権者として10%や30%のコストを要求しています。
※ 相変わらず説明が下手で申し訳ございません。 - 1年後の130万円の価値を求めるなら、いくら貸せばよいのでしょうか?
- 友人には年利30%なので、130÷(1+30%)=100万円となります。
2年間同じ条件としたら130÷(1+30%)^2=77万円
同じ式を親友(10%)に当てはめてみますと、130÷(1+10%)=118万円となります。
同じく2年とするなら、130÷(1+10%)^2=107万円
130万円を10%と30%で割り引くと100万円と118万円の価値が判りました。
1年後の自分にとって同じ130万円のお金ですが、相手によって現在の価値(貸せるお金の額)が違う事が判ると思います。 - 求めるリターン(WACC)が大きいと、現在の価値が小さくなった訳です。
- 1年前の差額が118−100万円=18万円
2年前の差額が107−77万円=30万円
よするに、企業への投資も同じですよね。x年後の価値が同じとするなら、WACCが小さい方が企業の価値は大きいわけです。
x年後の価値が判れば、現在の価値と比べてその差が大きい企業に投資をすれば言い訳ですね。
※ では、その差が同じであればどちらが良いかと言われますと、x年後の価値と言ってもそれは予想に過ぎないので下にぶれる事も有ると思います。そうなるとWACCが大きい方がより現在の価値が小さくなってきます。と言う事は基本的にWACCが小さい企業への投資の方が安全と言えそうです。
なんとなくのイメージは掴んでいるつもりですが難しい・・・・。
ちゃんと自分で理解できるように、後々修正していきたいと思います(汗)
ようするに、将来の価値からWACCを割り引いたのが現在の価値なので、WACCは割引率になるわけですね!
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