ROICとは利益を上げるためにどれほどの資産が必要だったかと言う指標になるため、ROEやROAより踏み込んだ分析ができそうです。
このROICで、少し会計的な知識がいるようなので僕自身ちゃんと把握できないのですが、自分なり身につけたいためまとめて見たいと思います。なので、間違って覚えないためにも指摘等があればお願いいたします・・・・(汗)
ROIC(投下資本利益率)を式に直しますと、
ROIC = 税引き後の利益 ÷ 投下資本
・税引後の利益=営業利益−税金(1-40%) = 営業利益×(1−0.40) ※実効税率はとりあえず40%で考えています。
・投下資本=純資産+有利子負債となっています。
または、
・投下資本=売上債権−買入債務+棚卸資産+有形固定資産
・投下資本=純資産+有利子負債となっています。
または、
・投下資本=売上債権−買入債務+棚卸資産+有形固定資産
ややこしいので先日購入した泉州電業を練習がてら分析してみたいと思います。
結果が下記の画像(本来ですと何ページに分かれていますが見やすくするため加工しています。)になりますが、式に直して見ますと、
- 税引き後の利益
- 平成18.10月期 5,360百万 5,360×(1−0.40)=3,216百万
- 投下資本
- 純資産 22,361百万
- 有利子負債 500+14+0=514百万
- ROIC (投下資本利益率)
- 3,216÷( 22,361+514 ) = 14.0% となります。
これでROICが求める事ができましたが、僕なりの考えてみたいと思います。
- ROICの算出式は何種類かありますが、僕自身のレベルが低いためこの考え方に絞ります。
目安として判断するため大きく数字を間違わなければ良いと認識もしていますので。 - 目安として10%以上のROICが欲しいと思います。(これはWACC編で解決したいと思います。)
- 企業の儲ける力をみるため、安定したROICを確保しているかチェックしたほうが良さそうです。
これ以上の知識は、頭がパンクしてしまいますのでここまでとします。これから少しずつ補足していき有効に使えるようにしたいです。
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